よくプロ野球に入った選手がアマチュア時代に4番を打っていたがプロになって2番を任され犠牲バントをするのが自分の役割になりこれが自分の仕事持ち味と自覚した人はプロで食っていけるそうでない人はいつまでもおれは4番だの思いが消えずプロを去る人も多い
また先日書きました自分の欠点だと思っていたことが実は長所だったのように以外に自分のことは分かっていない
他人の視線が気になり私は人間恐怖症だと悩んでいた人がいました
その方は演劇を演ずるのが好きで俳優になりました、そして有名になられました
すると皆から注目され人から見られるのが当たり前になり人間恐怖症は消え人目が気にならなくなり落ち着きました
考え事をする癖があり仕事に集中出来ず悩んでいる友人がいました
友人は製造業の経理をしていましたが計算中に考えがどんどん出て来て間違ってばかり、やむ終えず生産ラインの業務に変えてもらいましたが更に考え事が増しミスばかりで会社を辞めてしまいました
辞職して家にいても考え事は消えず、そんな時本屋で公募の雑誌を見つけ小説の新人賞の募集を見つけました
友人は今までしたためていた原稿が幾つかあり三つの新人賞に応募し一つの賞に入選し作家の道を選びました
その後彼は一日10枚のA4の原稿を書くそうですがとても以前より血色が良く幸せそうです
別の友人で人の動作が気になり人を見るとギョロギョロして警戒心の強い奴がいました、警備員をしていましたが本人は何でこんな仕事を俺はしているんだと嘆き何度か転職するがうまくいかずまた警備業に舞い戻る生活をしていました
また彼は警備業から脱出を試み心理カウンセラーになるべく心理カウンセラー養成学校に通い始めました
始めて数ヶ月後とあるカウンセラーの講義で自分の性質を見るセッションがあり、自分の性質は警戒心か強いことに気が付いた彼は警備業が自分に相応しいと思えるようになりました
以前から友人を見ていた私は彼は警官や警備業が打ってつけと思っていたのですが(笑)
自分を720度あらゆる角度から見てみると解ってくる、 自分の視点を変えると見えてない自分が見えてくる
猫が初めて鏡で自分の見目形を目にすると何だこいつとばかりに目を向いたり尻尾と体の毛をそばだてて威嚇のポーズを取ったりして笑ってしまいますが
人間も同じようなものです、今私はボウリングをせっせと週に2回投げていますが自分で自分のフォームを見れないので調整するのに苦労します
私はあまりしませんが自分のフォームをビデオ撮りして調整することをプロアマ問わずやったりしています
ボウリングに限らず自分の動画を見るとあんな顔の表情している、後ろ姿に唖然としたりこんな歩き方するのかと新しい発見をしてしまいます、フォームも自分のイメージと実際のフォームに大きなズレがあったりします
私の母親はテレビ映画等の女優をしていましたのでかなり他の方より自分の画面を見る機会が多い分客観的に自分を捉えていました
意識が発達して来ますとビデオ等の機械を使わなくても自分を見れるようになります
これも過去のブログで何度か取り上げました「離見の見」と言うお能の世阿弥陀が書いた花伝書と言う中にある言葉がありますが
これは自分の舞う姿を離れて他人が見るがごとく見れないと一流の舞師ではないと言う意味です
ボウリングにしろ舞いにしろ自分の肉体の動きを見えるかということですが
最初に書いた自分の性質や性格を客観的に解っているかと言うと大半の方は解っていない、今している仕事を何となくやっていて適職だと理解してやっている方は以外と少ない
例えばプロ野球選手になったがプロに向いていないで違う仕事に就くことがいかに多いか
勿論実力の世界ですので実力が及ばず球界を去ることはありますが「プロ野球選手に向いていない者が既に半分いる明日から違う仕事に行ったほうが良い」と球団の研修に行った際セリーグの某球団の2軍のコーチに言われたことがあります
素人目にはプロ野球選手になれるイコールその人は野球が天職と思い込んでいますが
甲子園を沸かしたような方々が契約金数千万円から一億円をもらい入団してくるわけですからこの人達は野球を幾らかやった人間から見たら神様ですから(笑)
ですが現に私の教えた選手も一軍に定着出来ず野球と違う仕事をしています
人生色々経験するのは為になりますがやはり自分を理解して早く適職につき働きたいものです、また趣味でも自分のフォーム等を客観的にキャッチして良いプレーをしたいものです
私は瞑想を長年していますが自分のフォームを客観的に見える時がぼちぼち出て来てます、また自分や他人を客観視出来て助かることが増えてきてます
自分を理解出来ることが増えるのが新しい時代です