My violin & My life/ Life is a Bumpy road

スタートラインはいつもそこにある!
Life is Impermanent.

あれっ。

2012年01月28日 | 読む☆考える(^O^)/
小説「プラチナデータ」(東圭吾圭吾)が映画がされるらしい。
ふむふむ、近頃巷では東野さんの小説への注目度がすごいなと思う。
私としては少し印象の薄い作品だったので、内容を全部忘却していた。
なので気になって、娘が前に読んで置いて行った単行本を、今日ちょっと読み返してみた。
少し読んで、だんだん思い出したわ。そうだった、犯罪捜査に使用する目的で国民のDNAのデータを収集してファイル化するという近未来小説的、な内容。
アマゾンのレビューを見てみたらその作品評はおおざっぱにいえば賛否二分されていた。
まあ私にはそれぞれの方々の感想には特に気持ちが動くことはなくて、自分では賛も否もないのだった。
しいていえば、過去に刊行された「パラレルワールドラブストーリー」「秘密」などの傾向の作品に感じたという方がいて、そうだなと思った。「変身」もそんな感じかな。そういうのが下敷きになって、またひとひねり加えられたのが「プラチナ~」かしら。
と思いつつなんとはなしに読み進めたのだけれど、前とは少し読み方が変わって、ちょっと他のいろんなことを考えながら読んでしまった。
自分の記憶と潜在意識と自分の記憶選別を。
登場人物にそれほど感情移入しないで、ストーリーにはあまり関係ないところで文字を追っている、そんな読み方も時にはあるなと思う。見方によってはつまらない読み方かもしれないけれど、
なんとなくそれで満足した。

読みながら思っていたこと…。
わたしはこれまでずっと、前だけ見て進んできて、過去を振り返らなかった。
何か嫌なことがあったり、ピンチが訪れたら、できるだけ早く気持ちを転換して
気分を変えてきた。なのできっといつも楽しそうな人のように見えたかも。まあそう見えたことも、事実本当のことで、私は楽しいと思える習慣が日に一秒でもなかったら生きられない。逆をいえばそれが一秒でもあれば一日を乗り切れる経済的な性格かも。

私が振り返らなかったその過去は、どうでもよいこともあれば、嬉しかったこともあるのだけれど、思い出したくないことも十分含まれている。だから、総合的に見ても、「昔は良かった」と思うことはない。なので良かったことまで封印したかもしれないなあ。
それほど後悔したりするようなこともないのだけれど、
ただ、無防備にものを考えていたころの私、を思い出したら、
あまりにも自由すぎてあまりにも青くて不憫なのだものね。
昔、なんてものを思い出したら、いもずる式に「あの無防備な私」まで再現されてくるような気がして、きっとそれに耐えることができないだけなんだけど。
それはとりもなおさず、実はその過去の自分をほんとうは好きだから、なんだと思う。
でもどんどん、見向きもしないで、置き去ってきた。
ところが置き去ったように見えて、ひょっとして今も過去の私はそばにあるのかもしれない。

あらぁ、ストーリーに関係ないことをどんどん考えてしまったわ。東野さんがBGMになってしまった。
意味不明なことを書いてしまったね。
すみまっせーん~(誰に・・・
非常に恥ずかしい気分。(笑)
もっとわかる文章目ざしてるのについ。まあいいかな、、、投稿ボタン押すわね。
あ、でも今日はレッスン日記を書くつもりが。やったこと忘れる!
これは思い出さなくっちゃならん重要事項だわ。