出家者ではなく、ふつうの在家の仏教徒が守る「五戒」があります。
1.殺生しない、2.与えられてないものを取らない、3.邪な行為をしない、4.偽りを語らない、5.酒や麻薬などの理性をなくすものを飲まない
これをしっかり守るだけで、かなり平和に、安心安全に暮らすことができます。当たり前のように思えますが、実際、例外なく、完璧守るのはなかなか難しいと思います。
1.いかなる生命も、いかなる場合も殺生しないって難しいでしょう?
2.与えられてないものは糸1本でも勝手に自分の物にしたらあかん。怠けの給料泥棒もあかん。
3.邪な行為というのは例えば浮気行為。大変です、家庭崩壊ですよ。
4.分からないことは分からないと正直に言いましょう。お世辞ではなく本心から褒めよう(差別的な見方をなくして心を磨こう)。言えと言われても言えないことなら言えないと正直に言いましょう。または、口を閉じておくこと。さらに、言いにくいことでも言わなくちゃいけないなら、上手に言えるように賢くなろう。口は災いの元。
5.は簡単。でも飲酒が習慣になってる人は大変かな。
でも、しなけりゃいいんだから、案外やりやすい?
言葉については、五戒の中には「偽り」だけ入ってますが、他にも気をつけないといけないことがあります。
「諸仏の教え」(前の記事)の中に「悪行為・悪(パーパ)」という言葉が出て来ますが、具体的に「十悪」と言われるものがあります。
殺生、盗み、邪な行為、偽り、無駄話、悪口(粗悪語)、二枚舌(仲違いさせるような言葉)、貪欲(異常な欲)、瞋恚(異常な怒り)、邪見
です。
で、時々、このブログ、「無駄話」になってはいないだろうかと思ったりするわけです。
無駄話が、なぜよくないかというと、人の貴重な時間を奪ってしまうことになるからです。役に立つ話ならいいんです。無駄になるのがよくない。自分の心の成長にも役に立ち、人の貴重な時間を無駄にしない役に立つ内容になってるか?
う~ん、このブログ、役に立ってるんだろうか?
無駄話にならないように、気をつけようと思います。
・・・これ、役に立った?^^;
「沙門果経」という、”出家者(沙門)にはどんな果報(よいこと・利益)があるのか、(経済活動をしない)出家になんの意味があるのかという問いにお釈迦様が答えられた話(教え)”があるのですが、出家者でない俗世間の私たちにもとても参考になり、役に立つと思います。出家者ってすごい。
したっけ。
ひとつ安心、よかったですね^^