伊賀に来て来月末でまる3年 そのうち2年4ヶ月働いている今の職場
安全で美味しい飲み水が出来るまでを紹介
1.取水塔
川から原水を浄水場内に取り入れるための施設です。(3台の取水ポンプ設置) |
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2.着水井 (ちゃくすいせい)
取水ポンプで取り入れた水は、まずここに入ってきます。ここは浄水場の中で一番高いところにあって。このあと自然流下(水が高いところから低いところに自然に流れる)によって各施設を流れていきます。 |
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3.活性炭注入装置(主に春~秋 稼動)
ここで入れられた粉状の活性炭は、水の中にある臭いのモトを吸収します。この後、他のにごりと一緒に沈めて、臭いをとりのぞきます。 |
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4.沈砂池
川から取り入れられたばかりの水は、砂や大きなごみがまじっています。ここではそのような砂や大きなごみがとりのぞかれます。 |
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5.急速かくはん装置
ここでは、水のにごりを取り除くPAC(パック)とよばれる薬品を注入し、水中のハネが回って水と薬品をかき混ぜています。 |
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6.フロック形成池(フロキュレーター高・中・低 各2台)
ここでは、左右2槽の高速・中速・低速のモーターで水中に大きなハネがまわっており、薬品を入れたあと、ここでゆっくりかき混ぜることによって、泥などのにごりはフロックと呼ばれる沈みやすい固まりになります。 |
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7.沈でん池(2槽設置)
ゆっくりと水を流すことで、フロックは下に沈んでいきます。入口では底が見えないほどの濁りであっても、出口のあたりではすっきりと澄んだ状態になります。定期的に溜まった泥をクラリファイヤーという装置で吸い上げて取り除きます。 (なお年2回ほど干して池の清掃をします)
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8.急速ろ過池、浄水池
急速ろ過池(4槽設置)
沈でん池で取り除くことのできなかった目に見えないようなゴミなどを砂の層を通して取り除きます。
浄水池
急速ろ過池の下にあり、消毒の終わった飲み水をここに貯えておき、次の配水池へ送る水の量の調節を行います。 |
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9.送水ポンプ室(4台設置)
使う水の量に合わせてポンプで水を配水池へ送ります。 |
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10.監視池
取水ポンプで取り入れた水は、監視池にも入ってきます。ここでは金魚などの魚を飼っており、原水に異常が無いかを確認することができます。 |
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11.管理棟
浄水場中央管理室では、コンピュータによって、関連する施設と水の状況を集中管理しています。 遠く離れた施設で、異常や故障が発生した場合でも、遠方監視操作装置によりいち速く対応できます。安全で美味しい水を安定的に供給するため、24時間体制で監視をしています。(写真は旧設備のもの) |
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12.薬品注入室
浄水処理に使う薬剤(次亜塩素・苛性ソーダ・PAC等)を貯蔵し、的確な量を送り出す機器類があります。
13.発電機室
停電した場合自動的に自家発電装置が稼動し電気を供給し、水を供給することができます。
※最初は輪番で運転監視を日勤・夜勤でやっていましたが
途中夜勤と休日の勤務が委託となり失業の身となりかけました。
その時周りの皆様のご配慮で試験器具の洗浄と運転監視業務の仕事をいただき現在に来ています。
公務員制度で1年以上の雇用が出来ないため11ヶ月の臨時雇用と1ヶ月に14日の調整勤務です。
ここの設備での運転も現在新しく県が建設中の浄水場が出来ると閉鎖になりますのでそれまでここで働かせていただければ幸せなのですが…
※黄金週間中 伊賀地方は田植えの作業のため川の水は少なく 流れてる水は代掻き水と混ざりどろどろです。
こんな水飲めるのかなと思うぐらいひどい状況ですが職員の皆様はこんな水を安全で飲める水を供給するため日々頑張っておられます。