バッハと音楽についての道草日記

~気になる音楽、ドラマ、書籍、雑誌等についての雑記帳~

αレーベル

2007-01-31 21:21:37 | インポート

Scan10155 昨年発売されたαレーベルのCDを幾つか買ってみました。このレーベルは全体的に透明感があり、落ち着いた深みのある音質です。しっとりとしていて、夜にゆっくり聞くのにいいと思います。フランスやスペインのバロック音楽も数多く収録されており、興味深く聞きました。このCDは「さまざまな楽器による協奏曲集Ⅰ」(Alpha 013)です。カフェ・ツィマーマンと呼ばれるグループの演奏です。①チェンバロ協奏曲第一番ニ短調②オーボエ・ダモーレ協奏曲イ長調(チェンバロ協奏曲第四番イ長調の復元曲)③バイオリン協奏曲第二番ホ長調④ブランデンブルグ協奏曲第五番ニ長調の四曲が収録されています。チェンバロの音がやや小さく迫力に欠けるよう思いますが、表現が繊細で深みがあります。本来、撥音楽器であるチェンバロの余韻のある弦の響きを大切にしているような感じです。1台のためのチェンバロ協奏曲ではこのCDでも収録されている第一番が最も好きな曲です。作曲年代も最も古いと聞いています。バーンシュタイン指揮のグレン・グールドによるピアノの演奏がSONYレーベルから発売されており、モノラル録音ですが、お気に入りです。αレーベルの全CDを手に入れたいのですが田舎ではなかなか入手出来ないのが残念です。


2,3,4台のためのハープシコード協奏曲

2007-01-30 21:12:26 | インポート

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久しぶりに投稿です。昨年は体調を崩して、1年間お休みでした。ボチボチまた新しくゲットしたCDを紹介します。

BRILLIANTの2,3,4台のためのハープシコード協奏曲を見つけました(BRILLIANT CLASSICS 93187)。値段も安く廉価版です。バッハの複数台のハープシコード協奏曲が全てまとまって収録されているCDは比較的少ないと思います。コープマンがハープシコードで、アンドラーシュ・シフがピアノで全録音しています。特に、ピアノではシフ以外には全曲録音はないように思いますが、如何でしょうか?。この録音はブリリアントの例に漏れずあまり特徴のある演奏ではありませんが、全体的に明るくカラリとした感じです。あまり感情移入は無く、各曲の第二楽章(緩徐楽章)もあまりロマンティックではありませんが、全体的にクリアで複数のハープシコードの音の分離が良いように思います。私のお気に入りはBWV1063の3台のためのハープシコード協奏曲です。人類が作曲した全協奏曲の中でも最高傑作と思います。特に第二楽章のアリアの旋律は大好きです。また、第三楽章はジャズ風のコントラバスの動きは驚きもので、エネルギッシュで独創的な音の流れは何回聞いても飽きません。ロマン派から現代音楽までの雰囲気をも漂わせています。バッハの時代のイタリア音楽とドイツ音楽が最高のレベルで融合した超最高傑作です。しかも何度聞いても新鮮で、今の時代でも斬新に聞こえます。凄いの一言です!!!。