もうあっという間に年末です。またクリスマスが来ます。特別クリスマスといっても何もすることは無いのですが、最近は、バッハのクリスマス・オラトリオをクリスマス・イブ前後に聞くようになりました。バッハの時代に思いを馳せながら、タイムスリップした気分で、その当時教会に礼拝に来ていたであろう聴衆の気分になりながら聞いています。特に気に入っているのはこの2つのCDです。左はジョン・エリオット・ガーディナーが1987年1月にロンドンで録音したCD(ARCHIV、POCA-9038/9)で、右はマルティン・フレーミヒが1974-75年にドレスデン・ルカ教会で録音したCD(ドイツシャルプラッテン、TKCC-15184)です。
2005年11月27日に日本キリスト教団松山教会で、松山バッハ合唱団によるクリスマス・オラトリオの第Ⅰ~第Ⅲ部の演奏会がありました。橋本眞行氏の指揮です。地方でこの曲が演奏されるのは非常に稀で、私も始めて生演奏を聞きました。CDでは合唱に掻き消されてしまうようなフルートやオーボエなどの繊細な響きが聞き取れて新たな感動を得ました。また、指揮者の橋本氏には演奏会後の慌ただしい中でサインを頂き、誠に有難う御座いました。