時々疲れた時に、不思議と定期的に聴きたくなるのがイタリア協奏曲です。
グールド自身もインタビューによると定期的に弾きたくなる楽曲のようです。
グールド以外ではヒューイットの演奏が好きですが、圧倒的にグールドの20歳後半に録音したのが最高です。他の演奏家で繰り返して聴きたくなるCDはありません。
第3楽章の疾走感、集中力感が何といっても圧巻で、約3分間という速さです。何回もリピートして、繰り返して聴いてしまします。
晩年の録音も味があっていいのですが、若い時の録音の方がやはり若々しくて新鮮です。
第2楽章についてはヒューイットの考え抜いた、感情の籠った、飽きさせない、熟練した技巧に惹かれてしまいます。似たようなフレーズの繰り返しが多いところを、飽きさせず感情移入して聴くことが出来るのは流石と思いました。自分でも以前に弾いてみたのですが、一見簡単で、単純そうに見えるメロディを魅力的に弾くのは試練の技です。
何といってもグールドのイタリア協奏曲の特に第3楽章はㇲカーッとしてストレス解消に最高です。
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