「バガー・ヴァンスの伝説」……2000年のロバート・レッド・フォード監督作品。
天才ゴルファーが戦争のショックでクラブを持たなくなったのを持たせるまでや、その立役者の南部の女、謎のキャディにゴルフの真髄を突く子供。前半はすごく面白かったんだけど……
後半は、ゴルフの勝負ばっかり。それも、ゴルフを普段見ない方が観たらよくわからないのではないかと…… ゴルフは見るのもやるのも結構好きな私だが、それでもこの長い勝負の下りは少々退屈だった
そして「?」が多くて。
ウィル・スミス演じるキャディが、あんな大事な試合のラスト、勝負を決めようかというホールの前に、「じゃ」と去るのが「?」。
マット・デイモン演じる天才ゴルファーの振りがあんなんでいいのか? という「?」。
シャーリーズ・セロン演じる気の強い南部女が、前半あんなにクレバーに立ち回ってお膳立てをしたのに、試合の真っ最中に痴話ゲンカをしかけるなんて「?」。
う~ん、惜しい。面白くなりそうで後半急降下。残念でした
「イルマーレ」……2006年、キアヌとサンドラが「スピード」以来の再共演で話題になった、韓国映画のリメイク。
湖の家のポストで、なぜか2004年と2006年の手紙のやりとりができてしまう。文通しているうちに、お互いを大切に思い始める男女が、何とか会おうとするが……。
一度映画館で観て、すごく面白かった。……はずなんだけど
BSで放送されると知ってとても楽しみに見始めたんだが、あれ? ……あれれれ?
……何かイマイチでした
この映画のキモは、最後のオチ。なるほど、と膝を叩く一つの事柄。それを知った上で見てしまうと、どうしても途中の展開がぬるくて遅く感じてしまったみたい。嫌いじゃないんだけどね、こういうストーリー
う~ん、やっぱりキアヌもサンドラもワイルドな方がいいな~と思ってしまった。……「スピード」が観たくなっちゃいました。