筋書きのないドラマ、筋書きのあるドラマ

ロッテ戦を中心に、野球を好き勝手な視点から見るブログ

もう一回観てもいいな 「ROOKIES -卒業-」

2009-06-04 17:12:10 | 映画 数字・アルファベット

満足。
しちゃいました

TVドラマでハマりにハマッた「ROOKIES」若いコだらけだろうと予想し、後ろからコソコソ観ようと思ってたのだけど、恐るべし「ROOKIES」人気。かなり年配と見られる方々や、子連れ主婦、オッちゃんにお兄ちゃんと、客層は幅広かったですね

以下、少々ネタバレしてます。

 

3年生になったニコガク野球部の面々。夢の甲子園を目指して突っ走る

ま、↑というだけの話なんですが。要するに(^^;)

とにかく野球の試合の臨場感が並でない。つい「お~し!」とか「今のセーフだろ!」とか叫びたくなるほどテンションが上がる 本当に野球場に観に行っているかのようだった。

そして、甲子園に行きたい、だからこの試合に勝ちたい、だからこの球を打ちたい、どうしても塁に出たい……そういう強い思いが、まさに直球でズバズバ伝わってくる。

試合については、……まあちょっとミラクル過ぎるかなとも思ったけれど、高校野球ではあのくらいのことは充分よくあることだし、バントだのエンドラン等の作戦や、ケガを隠したがったりする気持ちがとってもリアル。なのでものすごく胸に迫ってくるんですね

ただ、試合が終わっていないのに泣くのはでしょ。そこで気持ちが切れたら、あと一球で勝つはずと思ってたってひっくり返されることもあるのが野球なんだから

それと、「卒業」というわけで、一人一人が川藤に贈る言葉のシーンがやたらめったら長い。山場だし、このシリーズの「熱い」性格上しかたないのか……でも、正直言ってもう少し工夫はできないのかとも思う。

あの人数が真横に並んで一人一言ずつ言うって、「まだ~?」って思ってしまうし、盛り上がってた気分が何だか間延びしちゃうあの感じ……私は苦手なんですが

笑えたのが、念願の甲子園での相手チーム。「英雄高校」? ちらっとしか見えなかったけど、松坂、桑田、などそうそうたるラインナップだったみたい 

ちなみに、ニコガク野球部も懐かしい阪神のメンバー名が並んでますよね~。こうやって見直してみると、阪神の選手って安仁屋だの御子柴だの桧山だの湯舟だの、変わった苗字が多かったんだ、と再確認

エンドロールに「三浦大輔(横浜ベイ)」とあったけど(さすがTBS)、どこに出てたの? 気付かなかった~、悔しい


この映画、単体でも楽しめるけど、できればTVドラマを観てからの方がオススメ。いろいろと背景がわかって面白さがグッと増すかと。

ちなみにTVドラマが人気だったポイントを私なりに考えてみると……
その1.スポーツによる不良更生もの(スクールウォーズか?)
その2.チームを作るための人集めもの(ウォーターボーイズか?)
その3.イケメンだらけ(花ざかりの君達へ……)
等々。ワクワク、じんわりのツボを押さえていたということでしょうか。

加えてパワフル。「クサさ」も気にならない、というより魅力になっている。いいセリフも多い(川藤に限らず)。

役者さんも、市原くんや城田くんが魅力的なのは言わずもがなですが。
注目は、映画から加わった新入生役の山本裕典くんと石田卓也くん。

二人共になかなか味が出ていてよかったが、特に石田くん 「鴨川ホルモー」では自惚れ野郎だったけど、ここでは尊敬する先輩にくっついて歩く可愛いヤツ 頭撫でてやりたくなっちゃいます。

熱くてクサくてエネルギッシュで喜怒哀楽が満載。観ているうちにのめり込んでしまって、終わった時はグッタリかも けど、確実に元気も出る映画

もう一回観ても楽しめるな~、きっと