筋書きのないドラマ、筋書きのあるドラマ

ロッテ戦を中心に、野球を好き勝手な視点から見るブログ

涌井じゃ相手が悪かった--コバヒロ、たった1失点に泣く

2009-08-11 22:51:35 | 野球

今日のコバヒロのピッチングは見てて爽快だった。

終始アッサリめに料理し、安心して見ていられた。

HR1本だけ。たった1点(>_<)

だけど、相手の涌井が素晴らしすぎた…。

唯一付け入る隙があったとすれば、7回裏の1アウト1、3塁じゃなかったかな~。バッターは根元。器用そうなんだから、思い切ってスクイズとかで、なんとしても1点…みたいな指示が欲しかったけど。。。

1-0で負けたコバヒロ、無念。でも、ナイスピッチでした!!


期待よりよかった「アマルフィ 女神の報酬」

2009-08-11 14:30:25 | 映画ア~サ行

テレビ局の過剰宣伝。人気俳優の大集合。

この二つが揃う映画は、ど~も観に行く気がしない、というのがいつものパターン。過去、ガッカリさせられたことがあまりにも多く、一応学習したわけで。

けれどこの「アマルフィ」の原作は、個人的にお気に入りの真保裕一さん。そして宣伝のために再放送していた「振り返れば奴がいる」も大好きなドラマだったせいで、ついフラフラと……

というわけで、フジテレビの術中にはまった様相のこの「アマルフィ」、余り期待しないようにして観に行った。でもそのせいなのか、意外に満足してしまった(^O^)/

イタリアで起きた日本人の少女誘拐事件。外交官の黒田は、母親と共に娘を取り返すべく奔走するが、事件は意外な方向へ……

防犯カメラに映っているはずの少女失踪シーンが消えている謎。金を受け取りにきたチンピラとそれを頼んだ誰かとが会っている場面も、その誰かだけが映っていない謎。
また、母親を心配していろいろと親切にしてくれる友人の不可解な行動。

そうしたことを、細かいことから鋭く見抜く黒田がかなりカッコイイ 自己流の一匹狼だが誰よりも頼りになり、誘拐犯ともイタリア警察とも渡り合う これは、娘を誘拐されてイタリア語も出来ずにどうしていいかわからない母親にとっては、ものすごく頼もしいでしょう

笑顔を封印し、淡々と事実を積み重ねて真実に近づくクールな織田裕二がいい そして、「BOSS」であれだけ男前上司だった天海祐希が、人に頼りたくない強さは持つが心細さ全開という母親で、はかなげで哀しげ。これもとてもよかった

まあ、話の展開がだんだん大がかりになっていくので、どうして織田裕二が天海祐希にあそこまでしてあげるのかがちょっとウヤムヤになっている気はしたけれど。。。
「女神の報酬」の意味も、私には結局わからなかったし……

面白いと思ったのは、外交官という職業、こんな細かいことまで、こんな意識でやってるのか~というのが描かれているところ……「無駄遣いは外交官の特権ですから」とかね
そもそも原作者の真保裕一さんは、「小役人シリーズ」といわれる、公務員が題材のきめ細かい描写の小説をたくさん書かれている。これもそういう取材力のすごさの本領発揮、というところでしょうか(「アマルフィ」は原作未読ですが)。

また、この映画を観るとイタリアに行きたくなる この前「天使と悪魔」を観たときもあの辺りへ行きたい気になったけれど、イタリアのステキな観光名所がいっぱい。ここらへ行く人、増えそうだなあ。

サラ・ブライトマンの歌も聴き応えがあってとてもよかった。

というわけで、私の中の「過剰宣伝・人気俳優大集合の法則」ではダメダメなはずだったこの映画、結果的に結構好きでした。
でも、クリスマスの話なのに、何でこの暑い時期に公開なんだろ……?? という疑問は残るにせよ。

世界陸上でテンションの高い織田さんを見る前に、抑えたトーンの彼に会えたのには満足でした