筋書きのないドラマ、筋書きのあるドラマ

ロッテ戦を中心に、野球を好き勝手な視点から見るブログ

「ワルキューレ」試写会…気合いは感じたが

2009-03-07 20:16:45 | 映画マ~ワ行

私って理解力がないのね……。全然わからないまんま終わってしまった

ヒトラーに反逆するワルキューレ作戦。暗殺とクーデターはうまくいったかに見えたが…

大筋はわかるのだけど、作戦の内容。作戦名の意味。今どうなってるのか。果ては誰が仲間で誰が敵かもわかんないよ…… だってだってみんな軍服で同じように見えるし、トム以外の俳優さん知らないし~

必然的にスーッと意識が途切れ、ぐぅ…… 完全に理解不可能に

ただ、あの独裁政権の中、失敗はしたけど戦った人達がいたことを伝えたいという作り手の気合いだけは感じた

たまたま最近、「ザ・エージェント」(1996)を観たけど、実はこの頃のトムの笑顔が苦手だった。今は大分渋味がでましたね。ワルキューレじゃ片目だったから余計そう見えたのかな。

とにかく私の知識レベルではもう一回観ないとわからない映画でした……でも、恐らくはきっと観ないと思います……f^_^;


WBC中国戦

2009-03-06 11:10:37 | 野球

4-0で勝利。勝ってよかった……

ピッチャー陣は心配なさそう。ボールが滑る滑ると言っていた割には、完封リレーをしたみなさん、力強くて頼りがいがありました

打撃陣がどうなんだか

強化試合から見ていると、1点の取り方が上手くない。本当にこの1点、絶対欲しいと思ってる? って聞いちゃいそうだ。

イチローがイチローが、とマスコミは言うけど。ハイライトでは勝敗に関係のないイチローの凡退が必ず出てきたりして。
でも、前回のWBCでもイチローは不調だった。けど守備で見せたり精神的に喝!を入れる役として要になっていたはず。今回もしかり、では?

ただ、クリーンなヒットを狙わないとダメなの? とは言いたくなった。イチローには素晴らしい足があるんだから、セーフティバントを狙うとかないのかな、と。西岡や川崎だったら、絶対にそうやってちょこまかするんだけどなあ。

で、チャンスは作れど、鬱憤の残る攻撃 原さん、何か作戦仕掛けないんでしょうか。唯一、これは相手のペースを乱すぞ、というイヤらしいプレイだったのは、中島のディレイドスチール。こういうのをもっと見せて欲しいけど

7日はたぶん韓国戦。今までさんざん押さえ込まれてきたあのピッチャー(名前、覚えられない……でも顔はしっかり覚えた)が出てくるでしょう。少ないチャンスを何とかモノにする野球をして欲しいです。

頑張れ、ニッポン


笑えます。「少年メリケンサック」

2009-03-04 17:37:12 | 映画マ~ワ行

昨年の篤姫で大人気の宮崎あおいちゃんだけど、ちょっと苦手。クドカンはテンション高すぎてついていけないことが多い。
そんな私でも、佐藤浩市さんを観たいが為に(^^;)行ってきました、「少年メリケンサック」。

レコード会社に勤めるかんなは、派遣の更新を賭けて新人歌手を発掘中。動画サイトで見つけたイケメンパンクバンドと契約すべく会う。が、動画サイトの映像は25年前のもので、メンバーは50歳過ぎの凶暴オヤジ達だった……

 

これは観に行ってよかったな

理由1.テレビではもしかしたら放映不可能かも……(暴力、お下劣その他で)。
理由2.あおいちゃんは、可愛すぎるのにおてんばな役が多いのが苦手だった。でも今回の、無茶な展開にも乗っちゃうお気楽で空回り的なOLは◎。篤姫を脱ぎ捨ててました。
理由3.クドカンのテンション、2時間ちょいならOK。連ドラだと私には長すぎて保ちません。

 

とにかく笑えた

パンクはよくわからないし、観終わった後もパンクを好きになれたわけじゃない。下ネタもてんこもり。凶暴さも、あそこまでってどうなの? って感じ……

でもそれらをすべてひっくるめて面白かった。ぶっ飛んだメチャクチャさで有無を言わさぬパワー。エネルギッシュ

目当ての佐藤浩市さんは、そりゃもうカッコよかった 期待通り。大人になれてなくて下品で凶暴で不潔で腹の出た中年オヤジのロッカー。これで何でカッコいいのか不思議だけど。「誰も守ってくれない」のときより好きだな~
たまに響く一言が渋いのがいい。きれいごとしか歌わないかんなのカレシが青くて子供に見えた。

そのカレシ役の勝地涼くん、歌が下手な役だけど実はうまいのかも?って思っちゃった。声、きれいだなって。ユースケさんの社長もキレがよくてナイスでした

ムシャクシャして何にも考えたくない時とかに……お勧めの映画だと思います


「秘密」……ラストが惜しまれる

2009-03-02 17:52:03 | 映画タ~ハ行

「おくりびと」の滝田監督作品として、28日に「秘密」(東野圭吾原作)が放映されていた。東野ファンとしては、原作の小説は大好きだった

スキーバスの事故により、妻は死に娘は生き残った。が、娘の中身は妻という現象が起きる。娘として人生をやり直そうと頑張る妻に、置いてきぼりの感を持った夫は、格好悪いと知りつつ彼女を監視し束縛するようになる……(1999)

途中までは、小林薫の切ない格好悪さがとても丁寧に出ていて、妻とのどうしようもないすれ違いの哀しさがあわれでよかった

あ~んな役で伊藤英明が…… ちょっと前の映画を観るとそんな楽しみがあったりも

でも、ラストだけはどうにも納得がいきません 原作ファンとして。

前に観た時も同じ感想だったが、二度目に観たら違うかと思ったけど……やはりダメでした

妻が時間をかけてきめ細やかに演技を積み重ねて守ろうとした「秘密」。それは夫が自分を娘として解放してくれたという愛情に対する答えだったはず。だから、どんなことがあっても彼女が真相を認めるはずがないのだ。だからこそ「秘密」なんでしょう??

なのに、映画のラストはあまりにつまらないことでばれてしまい、しかもそれを肯定する仕草を見せる。それって、あってはならない脚色だと思うのだけれど

原作の東野さんも、大学の教授役で出演されていましたが……あれでいいんでしょうか。映画になった時点で、別物と割り切ってらっしゃるのでしょうか……