ゴッズ The Gods
【活動期間】
1965~1969(1967年以降が正式なGodsの活動期間)
【メンバー】
<keyboard>
ケン・ヘンズレー/Ken Hensley(vocal, keyboards, guitar)在籍1965~1969
<guitar>
ミック・テイラー/Mick Taylor(guitar)在籍1965~1967
ジョン・コーナス/John Konas(guitar, vocal)在籍1965~1969
アラン・シャクロック/Alan Shacklock(guitar)在籍1969
<bass>
ジョン・グラスコック/John Glascock(bass, vocal)在籍1965~1967、1968~1969
ポール・ニュートン/Paul Newton(bass)在籍1967
グレッグ・レイク/Greg Lake(bass, vocal)在籍1967~1968
<drums>
ブライアン・グラスコック/Brian Glascock(drums)在籍1965~1967
リー・カースレイク/Lee Kerslake(drums)在籍1967~1969
「ゴッズ」(The Gods)は、サイケデリックやプログレッシヴな要素を持っていたイギリスのロック・バンドである。
ミック・テイラー(のちローリング・ストーンズ)、グレッグ・レイク(のちキング・クリムゾン、EL&P)、ケン・ヘンズレー(のちユーライア・ヒープ)などが在籍したことでも知られる。
ハットフィールドの学友だったミック・テイラー、ブライアン・グラスコック、ジョン・グラスコックの3人は、アラン・シャクロック(guitar)とマルコム・コリンズ(vocal)を加え、1962年に「ストレンジャーズ」(The Strangers)を結成。のち「ジュニアーズ」(The Juniors)と改名する。
彼らはEMI/コロムビア・レコードと契約し、1964年8月に唯一のシングル『There's A Pretty Girl』を発表したが、1965年にコリンズとテイラーが脱退。
ヴォーカルにブライアン・レッドモッドを補充したジュニアーズは、1965年に「ハイ・ナンバーズ」(The Hi Numbers)に、さらに1966年には「フェイヴァリット・サンズ」(The Favourite Sons)に改名。
フェイヴァリット・サンズは1966年に解散、その後グラスコック兄弟はミック・テイラーと再び合流、そこにロンドンで交流が生まれたケン・ヘンズレー(organ, vocal)が加わり、「ゴッズ」(The Gods)が結成された。
1966年、ゴッズはロンドンのウェンブリーにあるスターライト・ボールルームでのクリームのライヴでオープニング・アクトを務めている。翌67年6月には、ポリドールからデビュー・シングル『Come On Down To My Boat Baby』をリリースした。このレコーディングが終了した後の1967年5月、ミック・テイラーがピーター・グリーンの後任としてジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズに参加するためにゴッズを脱退した。
1967年6月にはベースがジョン・グラスコックからポール・ニュートンに交替。同年9月には、ミック・テイラーの代わりにジョー・コーナス(guitar, vocal)が加入。またこの年にはリー・カースレイク(drums)もバンドに加入している。
1968年、ポール・ニュートンに代わって新たに元ザ・シェイムのグレッグ・レイク(bass, vocal)が参加したが、同年9月には「シャイ・リムス」へ参加(その後「キング・クリムゾン」に参加)するために脱退、後任としてジョン・グラスコックが復帰した。
ゴッズはこの時のメンバー(ケン・ヘンズレー、ジョー・コーナス、ジョン・グラスコック、リー・カースレイク)で、1968年にデビュー・アルバム『ジェネシス』を発表した。
1969年、ジュニアーズ~ハイ・ナンバーズ~フェイヴァリット・サンズ時代にバンド・メイトだったアラン・シャクロック(Alan Shacklock Guitar)がサポート・メンバーとしてステージを共にする。この年2月には、ビートルズの『ヘイ・ブルドック』をカヴァー・シングルとして発表しているが、これがゴッズの最も知られた曲であろう。
ゴッズは、一部では「ロンドンのマーキー・クラブにおけるローリング・ストーンズの後継者」と言われての声もあったが、セカンド・アルバム『To Samuel A Son』録音後の同年3月には解散した。
解散時のメンバーは、ケン・ヘンズレー、ジョー・コーナス、ジョン・グラスコック、リー・カースレイクである。
この後ヘンズレーとグラスコックはクリフ・ベネット(vocal 元レベル・ラウザーズ)・バンドに参加するが、時を経ずしてコーナスとカースレイクも合流し、バンドは「トー・ファット」(Toe Fat)に発展する。
解散後の同年5月にはシングル『マリア』を発表。これはミュージカル『ウエスト・サイド物語』で使われた曲である。
1970年1月には1969年に録音したアルバム『To Samuel A Son』をリリース。
この1970年、ゴッズ解散時のメンバーの4人(ケン・ヘンズレー、ジョー・コーナス、ジョン・グラスコック、リー・カースレイク)は「Head Machine」の変名でアルバム『Orgasm』を発表している。
【ディスコグラフィ】
<アルバム>
1968年 ジェネシス/Genesis
1970年 トゥ・サミュエル・ア・サン/To Samuel a Son
1970年 Orgasm ※「Head Machine」名義
<シングル>
1967年 Come On Down to My Boat Baby
1968年 Garage Man
1968年 Baby's Rich
1969年 ヘイ・ブルドッグ/Hey Bulldog
1969年 Maria(from West Side Story)
【メンバー変遷】
#1 1965~1967(#2以降が正式なGodsの活動期間)
ケン・ヘンズレー(vocal, keyboard, guitar)
ミック・テイラー(guitar)→ John Mayall & Bluesbreakers
ジョン・グラスコック(bass, vocal)→ #4
ブライアン・グラスコック(drums)→ Octopus、Toe Fat
#2 1967~1968
ケン・ヘンズレー(vocal, keyboard, guitar)
ジョー・コーナス(guitar, vocal)
ポール・ニュートン(bass)→ Spice
リー・カースレイク(drums)
#3 1968
ケン・ヘンズレー(vocal, keyboard, guitar)
ジョー・コーナス(guitar, vocal)
グレッグ・レイク(bass)→ Shy Limbs
リー・カースレイク(drums)
#4 1968~1969
ケン・ヘンズレー(vocal, keyboard, guitar)→ Cliff Bennett Band~Toe Fat
ジョー・コーナス(guitar, vocal)→ Toe Fat
ジョン・グラスコック(bass)→ Cliff Bennett Band~Toe Fat
リー・カースレイク(drums)→ Toe Fat
アラン・シャクロック(guitar support member)
最新の画像[もっと見る]