ベア日記

幸せ。嬉しい。楽しい。美味しい。 心が動いたことを綴っていきます。

「ラ・ヴィータ」

2012-07-06 16:31:26 | テレビ 映画

ターニングポイントになった芝居。

健康診断の後、
空腹だから美味しいモノを食べるつもりだった。
病院を出たら、ぽつりぽつりと小雨のため断念。

せめて美味しいパン屋さんに寄り、
ビデオ鑑賞に変更。
(ダビング作業も進めないとね)

1994年のサイン入り戯曲と
テレビ放送を録画したビデオがあるほど
思い入れのある作品。

死を前にした老人が一生を振り返る。
失ったものばかり思い出し、
生まれて来たことを思い返す。

最後、父、母、妻、娘、愛人、弟、友人らに
一言、言葉をもらう。
父の「大好きだった」が胸に迫る。
一生という時間の充実とはかなさを知る。

ラストの
「今がすべてだ、今がね...」の迫力。
そうなんだと腑に落ちる。

生まれる前の自分と、死の直前の自分の対話。
このシチュエーションは、ずしんとくる。
今の自分は過去と未来の自分でもある。

当時、この作品で感じた衝撃。
私は芝居が本当に好きだったんだ。
そして、今もココロを揺さぶる作品。

ココロにだけ残るから芝居である。
でも、こうして見返すことができ、本当に良かった。
そのための小雨だったのか...。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿