
(東野圭吾著)
★★★(ベアの満足度)
加賀恭一郎シリーズ第4弾!
ある作家が殺された。
第1発見者は新妻と幼なじみの児童作家。
渡米前夜の事件だった。
犯人が自白しても動機が見えてこない。
聞き込みの範囲がどんどん広がって行く。
前半、何が「悪意」なんだろうと謎に包まれた。
でも、後半、悪意がぞっとするほど感じられる。
作られた真実の対局にある本当の真実に気がつき
どんでん返しが続く東野ワールド。
途中で気づいちゃったんだよな。
悪意というのは、後味の悪いものだと思った。
そして、集団のいじめは本当にタチが悪い。
「負」のパワーの怖さを見せつけられたストーリーだった。