(吉本佳生著)
★★★★(ベアの満足度)
「スタバではグランデを買え!」の著者。
地方自治体、大学、病院、財団などが購入している
デリバティブ商品。
どんな商品かと簡単にいうと
最初の1年目の金利は年4~6%で設定。
2年以降はなぜか円相場に応じて変動。
円安だったら高金利だけど、円高だったらほぼ0%になる。
円安が続くと預けた元本も戻って来て、運用終了。
高金利と元本も早期に戻り、パラダイス!
しかし、円高の場合、金利はほぼ0%で
元本も30年間戻ってこない。
さらに預けた側が、解約できないというおまけつき。
「気前のいい金庫くんの話」という
ストーリーでわかりやすく説明されているが、
結末はいくつも考えられる。
30年間預けたお金が塩漬けになってしまうと
どうなるのだろうか?
物価上昇、預け先の存続と様々な問題が考えられる。
横並びと先送りを続けていても良いものだろうか。
不況の理由が知りたくて、読み始めた本。
あちこちで、お金が塩漬けになっているイメージが浮かぶ。
これでは、景気はよくならないはずだわ。
スタバでは、グランデ!
運用は、普通預金!
著者の意見に賛成ですっ!
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