(坂木司著)
★★★★★(ベアの満足度)
ぽっちゃりとした梅本杏子は、高校を卒業し、
デパ地下の和菓子屋で働き始めた。
個性的な店長、同僚とともに、お客さんの謎を解くミステリー?
ミステリーというより、日常の不思議を紐解いてゆく。
私の好きな大崎梢さんの書店シリーズに似ていて、
この本を読むと和菓子がとっても気になるようになる。
季節感、食感、和菓子の名前の歴史と遊び心。
ぽっちゃりしていることで、デブだからと自己肯定力が低い杏子だけど、
そのぷにぷに感で、職場のマスコットになっていることに
本人だけが気づいてないもの面白い。
仕事を始めるってこんな気持ちだったなあと
少し懐かしくもなったりして。
これは、柳原可奈子ちゃんでぜひドラマ化して欲しい。
イケメンで乙女ココロの立花くんは、誰がいいかなあ。
こんな魅力的なキャラクターが本だけなんて、もったいない。
そして、続編も読みたい!
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