ベア日記

幸せ。嬉しい。楽しい。美味しい。 心が動いたことを綴っていきます。

幸せとは。

2005-12-30 22:30:57 | 読書
「博士の愛した数式」(小川洋子著)
★★★★(ベアの満足度)
17年前の事故が原因で、80分しか記憶できない元・数学者。
博士と呼ばれる。
この家へ、10歳の男の子を持つ家政婦さんがやってきた。
家政婦といっても、若い。
母子家庭で育ったから、家事全般が得意で、
10代の妊娠で誰も頼れず、家政婦となった。

博士とこの親子との交流。
80分の記憶だから、毎日が初めまして。
でも、博士の語る数字は、ロマンを感じる。
家政婦さんは、贅沢できず、毎日の生活が精一杯。
でも、3人で囲む食卓は、とても幸せそう。

私は、日々の生活を有り難がることもせず、
不平やわがままを言ってばかり。
そんなことを気づかせてくれる本でした。
暮らしの中に、人との関わりの中に、
確かに幸せはあるはずなのに...。
それで満足できず、もっともっと...と言うのは、
贅沢病でしょう。

来年、映画化されるということですが、
2時間余にまとめるのではなく、
連ドラでじっくり見たい本でした。


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2 コメント

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Unknown (はるごん130)
2005-12-31 00:00:41
私の中で めずらしく 大事に読んだ本でした!
ほんと ベアママさんと 同感でした

映画化するんですね もったいない気がするけど
どのようになるのかなぁ

また おすすめ どんどんおしえてね♪
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Unknown (ベア)
2005-12-31 22:05:21
はるごん130さんも読まれたのですね~。
同じ本を共有できたこと、とっても嬉しいです。

寺尾聡さんと深津絵理さんで映画化と
文庫の帯に写真があったので、
お二人をイメージして読みました。
映像では、どんな感じなのでしょうね。

はるごん130さんもお勧めあったら、
また教えて下さいね。
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