(三浦しをん著)
★★★★(ベアの満足度)
高校を卒業した平野勇気。
フリーターでもと思っていたら、
先生と親が仕事を決めてきた。
新幹線と在来線を乗り継ぎ着いた先は、
携帯も圏外な神去村。
仕事は林業。
5人一組で山に入り、木々の管理をする。
勇気の目線で仕事のこと、村のことの
1年が綴られている。
与えられた環境に順応していく力、
彼の成長が、嬉しくなる。
自分の出来ることをただ黙々とすることによって、
ひとまわりも、ふたまわりも大きくなるのだ。
そして、林業という仕事についての
取材がはんぱではないストーリー。
木というのは、
こうして育てて行くのかと考えさせられ、
山と日常は切っても切れないものだと
感覚に訴えられた。
さすが本屋大賞受賞作家だ!
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