(橋本紡著)
★★★★★(ベアの満足度)
ネット新聞のライターの由佳子さん。
特集記事で、産婦人科の医療訴訟を扱うことになり、
「産む」について、様々な人へインタビューをする。
流産、タイムリミット、お産難民、不妊治療etc...
彼女自身も30代後半という年齢のため、
このインタビューを通し、「産む」ことに対し揺れている。
30代後半の女性の揺れを的確にとらえているなと
私自身も共感したり、考えさせられたり...
産んだ後も大変なんだけど、
まずは「産む」のハードルが、高い。
「産まない」の決断も辛い。
どんな統計よりも、今の時代を切り取った小説だと思いました。
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