(夏川草介著)
★★★★(ベアの満足度)
待望の続編。
前作では、医療の現場の壮絶な労働が
印象的でしたが、
今作は、病院というのは、死と近い場所なのだと
あらためて認識。
イチさんの友人、その娘さんなど
登場人物は増えているけど、
人物よりも「病院」という場所がココロに残る。
もう、人物は自然に存在している感じだ。
医師である前に「人間」である。
ラストは涙がこらえられず、
それでも笑顔で前に進むラストシーン。
今年、私は
本の世界に逃げているのではないかと
思っていた。
でも違った。
入り込めるストーリーはわずか。
映像が浮かび、泣かされる本は
年に数冊。
知らない世界を知ることって
本当に面白い!
ハルさんみたいな強い女性になりたい。
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