ベリーダンサーASYA ☆ オフィシャルブログ

レバノンを拠点に、アラブ諸国を股にかけた過去を持つベリーダンサーASYA(アシア)の今と昔の奮闘日記

モード・アフリーク(アフリカ)

2014-05-14 00:01:51 | アフリカ
先日(まだ向こうにいる時)、キンシャサでお世話になった日本人のHさんに、在コンゴ民オランダ大使公邸で開催されたファッションショーイベントに連れて行ってもらいました。 VLISCO(ヴリスコ)という、アフリカンデザインを使用したオランダブランドの高級布地&お洋服のショーです。 こちらは大使公邸のひろーいお庭。 招待客のために席が用意されています。

 

 

こちらは販売しているVLISCOブランドの布地の一部。 アフリカの人たちは、布地を買い、それを仕立て屋さんに持ってゆき、オーダーメイドでドレスなどを作ってもらいます。 なのでこういう売り方なのですが、この布地がまた高級です。

鮮やかな色に斬新なデザインの布が素敵。 お洒落アフリカン柄。 縦左列から6ヤード(5.4メートル)につき、60ドル(6000円)、80ドル(8000円)、98ドル(9800円)、136ドル(13600円)。 ファッションショースタート。

 

 

 

こちらのおカバンは1300ドル。13万円くらい。

 

こちらのおばさまの洋服の柄が気になって一緒に写真を撮ってもらった。実はこれもVLISCO製らしいのだけど、残念ながらこれの良さが分からない私はまだまだアフリカ初心者です。。。笑

 

オランダのチーズ美味しい♡

 

可愛い。

 

 

 

どうやらピンだけで布を巻いてるぞ。

 

なぜかまたチーズ。

 

 

左のお姉さんの足の開き具合が気になる。。。笑

 

 

なんでおっさんが後ろを歩いてるかな?笑

 

 

 

 

人数合わせで道端から人連れてきたでしょ?って思ってしまうことが時にあり。。。(右二人...)

 

 

これも素敵。

 

フィナーレで。

 

前へ。

 

そして前へ。

 

後ろへ。 え? 前へ戻れって? (右後ろのおっさんに注目)

 

ってかリハしとけよ!

 

 

これは、6ヤード(5.4メートル)600ドル(6万円)!! 刺繍も入ったとっても上品な布でした。 お金持だったら、、、買う! (全体像がなく見ずらくてすみません)

 

楽しかったです♪

 

VLISCOのホームページ 興味のある方はどうぞ。 http://www.vlisco.com/home/en/page/305/

 

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おもてなし

2014-05-04 10:59:09 | アフリカ

電気もねぇ、水道もねぇ、車は結構はすってるねぇ(走ってるね)。

レバノンと比べて、ここは停電もほとんどなくて良いわねぇ、と思ってましたが、実はキンシャサ、1,000万人の人々が住む大都市首都として電気や水が通っている世帯が2割ほどしかないところらしい。

停電がほとんどない、というのは2週間ほど私がいた間に、長いそれを2度ほどしか経験していないからのような気がするから。
というのが実はその裏で、住んでいる建物用の発電機(ジェネレーター)が上手いこと切り替わって停電の間電気を供給してくれてるからじゃないかと思う。
ちなみにレバノンでは大体ビルごとにジェネレーターはあるものの、夏のクソ暑い日でも毎日必ず午前中に2時間、午後から夕方にかけて3時間とか停電になってたし、時には時間が来ても電気付かなーい、って事が普通だったけど、多分そういうのは高級なところに住んでたらなかったんだろうなぁと今更ながら思い知る。。。

私は、外国人として移動は車のみ、住んでいたり買い物をしたりの行動範囲も治安が良いとされる高級住宅エリア。
東京で言ったら青山とか赤坂みたいなエリアに住んでるんだぜぇ、って言われるけど、すまん、イマイチピンとこない。笑
つまりキンシャサの「良い所」しか見ていないと思うので、実際問題、大多数のメトロポリタンコンゴ人がどんな暮らしをしているのか、実は中々想像がしずらくて、でもよっぽどお金を持っている人じゃないと、日々食べるのにも困るのではないかと思うことが多々ある。

例えば買い物をしていて。

とにかく何でも高い。
食料品、日用品、ほぼ全てのものを輸入に頼っているかららしいのだけど、こちら、参考までに商品の値段。

レタス 1玉 1,000円
バターフランス産 500g 1,500円
白菜一束 1250円
パプリカ100g 180円
りんご キロ450円
マッシュルーム 100g212円
トマト輸入品 キロ1750円
トマトローカル産 キロ 235円
現地産アボカド 大2個(頭に乗せて売ってるおばちゃんから買って)250円
冷凍ピザ 1300円
レモン飴 350gの袋 760円
ミニッツメイドのジュース1リットル 600円
ダノンヨーグルト100g(1カップ) 349円
南アのヨーグルト100g(1カップ) 37円
砂糖 canne 450g 60円 (これは安い)
マヨネーズ 380g 249円
Five roses 50パック 460円
失礼、先のgoldじゃないけどこれは紅茶。

や・す・く・な・し。

もちろん、国でも農作物を作っているそうだけど、大量生産がされてないらしく、限られているのか、やはり輸入品が多く流通している。
そして野菜などはおそらく肥料もない完全無農薬なので、実は超体にやさしいと思う。

論点がずれてるのでそれはいいとして、ここの国の人たち、そんなにお金がもらえているとは思えなく、国家公務員のはずの警察官(平の方)でも月に40ドル(4,000円)ほどのお給料だそう。
門番などのガードマンが100~200ドル(1~2万円)。
だから警察官がアルバイトで守衛の仕事を掛け持ちしてるとかとも聞く。

よく守衛が私を見かけると、「マダム(どうやら私はマダムらしい)、コンゴコーヒーはないか?」と聞いてきたことに、本気で「ごめん、コーヒー飲まないからない」と答えていたけど、あれは実は「お金ちょうだい」ってことだったらしい。
ま、あげるつもりもないのだけど。

足掛け3年、日本とアフリカ、離れ離れの連れと第三国などで落ち合う際には、連れは事前に欲しい物リストを私に提出する。(と言ってもほぼいつもギリギリのタイミングで提出してくるので私がキレるパターン)
リストには日本食材(調味料、レトルト食品、米、インスタント味噌汁など)はもとより、本やパソコン関係、1リットルの液体洗濯洗剤3本とか、猫の爪研ぎボード、百円ショップで買うような折りたたみ式の引き出し、食器洗い用のスポンジ、ゴキブリ退治のホウ酸団子、そしてクレ556、などなど・・・。
なんでやねん!と、一人ツッコミながらもそのリストに誠実に、健気に物品を用意する私。
ちなみに四方八方できしむのでクレ556は役に立つとか。
なんとも全てを円滑にしたい性質のよう。
もしかしたらクレ556は人間関係も円滑にしてくれるのか?と思ってしまうのだけど。

そしてそのリストに忠実に用意した物品をスーツケースに詰め込むと、いつも1/4くらいしか空きがない。汗
その1/4に自分のものを詰め込む。
洗剤なんて現地で買えるでしょ!と思いながら。
それでも、結局は自分のものはそれに入る分しか持っていかないのだけど、梱包された荷物を眺めながら、時々ふと思うことがある。
私って、、、は、運び屋?!

今回初めてこっちに来たことで、今まで分からなかったことが見えてきた。
手に入らないわけではないけれど、大多数のものの質は良くないし、その上メチャメチャ高い。
これは日本から持ってきてもらいたいものが沢山あって当然だ。

今度から、私は運び屋ではなく支援物資(?)を届ける誇らしいタスクを担われた人間だと思うことにする。
うん、そうしよう。
これがほんとの お・も・て・な・し?


写真は、全然関係ないですが、コンゴ民のニュース番組でニュースを読むアナウンサー。
ニュースを読むというより、原稿を読むのに一生懸命で、ほぼ顔を上げることはない。
これは項目ごとのニュースを数分後読み終えて始めて顔を上げた時の貴重な一枚。笑

お知らせまで、先ほど日本に戻りました。


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写真で語る、キンシャサの街

2014-04-29 19:26:09 | アフリカ

私は、文章を書くのに時間がかかります。

なので、ひとまずキンシャサの街をビジュアルでお届けします。

だって、画で見た方がよりわかるでしょう?

(面倒くさいからっていう理由もありますけど。。。)

 

ちなみに、写真で語るとか言ってますが、私があげている写真はとても偏った生活のものからです。

この辺りの話はまた今度。

それでは、どぞ。

 

到着した夜、車の中から。

暗いし動いてるしちゃんと撮れるはずもなく。。。

コンゴでいう国会議事堂。

 

スーパーで。

責任者から写真を撮る了承を得たのだけど、なんだか二転三転して結局ダメとのこと。

それまでの間に撮った一枚。 

 

美味しくて素敵なレストランがあったりもします。

さすがフランコフォニー。

フランスの息がかかったエリア(息どころじゃないのとここはベルギーですが)のご飯は美味しいです。

 

ちょうどイースターで、何気にウズラの卵。

 

テラス席。

 

猫@内。

 

また別の飲食店。 

 

お花。

 

ゴルフクラブにて、テニスコートもありなんかテニスの試合をしています。

 

猫@外。

 

キンシャサの目抜き通り、6月30日通り(Rue de 30 Juin)。 

1960年6月30日に、ベルギー領コンゴが独立したことからの道の名称。

来るまで茶色く埃っぽい道をイメージしてたので、かなり綺麗に舗装されてて都会。

 

建設中のビル。

だれが作ってるんだろう。。。

 

イースターのお菓子とイースターエッグ。

でも何故かコンゴでウクライナ式です。 

 

とあるお宅からの眺め。

生い茂る深い緑からも熱帯気候がうかがえる。

 

噂のロボット信号。

故障中か何かで結局どんな動きをするのか、ロボットである必要があるのかよく分からず。笑

 

中国だったか韓国だったかが建てたサッカー場。

 

以前日本人シスターがいらっしゃったらしい教会。

 

さすがアフリカの教会、置いてある楽器が違う。

マラカスとタムタムという太鼓。

 

道ばた。

 

道路。

人があちこちから現れて道を渡る。

渡る方も命がけ、よける方も命がけ。

画からは命がけっていうくらいの切迫感は感じられないけれど(というより彼らは感じないのかも知れないけれど)、ここの運転は危険です。

 

アフリカンモード。

 

お金持ちのマダムの集会を盗撮。

 

ゴルフクラブのロッカー室。結構しっかりしてます。

ちなみに私を含め誰かがゴルフをする訳じゃなく、連れて行ってもらったので撮ってみた。

 

Cartoon タンタン。

実はタンタン、ベルギーのアニメで、タンタンがコンゴ民に遊びに(?)来た!みたいなエピソードもあるんだって!

 

こちらもゴルフ場にて。

 

同じく。 

 

こんな開放感たっぷりの打ちっ放しだったらやってみたいかも。

 

道ばたにて。

こうやって頭に物を乗せて売って回ってます。

残念なことに、ここの人、写真を撮られるのをとても嫌がるので、こんな感じでしか写真が撮れません。

そうじゃなかったら絶対何事もなく写真を撮らせてくれません。=金がものを言うようです。。。

人を被写体として撮る本当の写真家ってすごいと思う。

 

バス。

定員オーバー。

 

ドイツ人が経営しているお土産屋さん。

素敵に作ってあります。

高いけど。。。

 

お店の敷地内にいる真っ白なクジャク。

 

クジャク。

 

クジャク様が自由に敷地内を駆け回ります。

ちなみにここもお金払って写真撮りました。

払わないとダメなんだって。

 

道沿いの壁に絨毯を干しています。

 

路面店。

これも車の中から盗撮。 

あぁ、嫌な響き。笑

 

車いすです。

こちらの車いすは、手でこぎます。

横から撮れずに残念。

ってかあまりにも馴染んでて気付かなかったけど、車いすが車道を走ってないか。。。?

 

川沿いでウェディングフォトグラフの撮影現場に遭遇。

素敵なドレス。

でも新婦も新郎もコンゴ人じゃない。。。うーん、アラブですね。

レバノン人かな。

 

3人ものカメラマンが。。。

一体どれほどのお金持ちでしょう。

実はコンゴ民にもレバノン人がいっぱいいます。

そしてこの新婦は3人のカメラマンを無視し、私のカメラに目線を向けてくれました。(勝手な解釈)

 

キンシャサでは、治安の関係で外国人は外を歩いてはいけなく、必ず車異動じゃないといけないそうです。

でも、この川沿いだけは歩いて良いそうで、夕方になるとたくさんの外国人がウォーキングしてたりします。

 

そしてこの川の対岸には世界一2つの国の首都同士が近いコンゴ共和国の首都ブラザビルがあります。

泳いでも行けそう。。。

 

ということで今日はこれまで。

 

 

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キッチンでの謎

2014-04-28 18:01:01 | アフリカ
今住んでいるお家のキッチンにて。

よく見て下さい。


到着した翌日、お料理を始めようとスイッチを付けるも、いつまでもフライパンが温まりません。
でもなんだか玉ねぎを炒めてるようないい匂いがしています。
フライパンがあったまってから投入しようと思っていた、お皿に乗せてた玉ねぎが煮え始めるではないですか!!

料理の時に使う電気ストーブ。
スイッチが対角線上で入れ替わっています。。。

しかもご丁寧に反対側の対角線も入れ替わっています。
これ、謎その1。

おかげで、いつまでも頭を使いながらストーブを付けます。

ストーブの上、日本でいうと換気扇などが備わっているところに、棚があります。
そもそも蒸気が上がったり熱くなるとこに木製の棚とか作んないよね。。。
しかもその棚の下面に、謎の穴がくり抜いてあります。



これは何?

熱を逃がすための...

意味のない穴。

これ、謎その2。


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gold

2014-04-27 23:49:28 | アフリカ
(聞いたお話)

音沙汰させてなく、失礼しました。
体調を崩して、しばらく微熱が続く始末。
しんどかったので、病院にも行って薬をもらいました。
熱があってだるい、、、蚊にあちこち刺されてるし、、、はっ!もしやマラリア?!
と思い病院で検査もしてもらいましたが、幸いマラリアはなく今に至ります。
にしても久しぶりにあんなに体調が悪い思いをした。
長旅の末、時差もある上に、急に毎日30度を超えるほどの湿気の多い熱帯気候の暑くてジメジメした気候にやってきたのだから、まあ無理もない。

薬ってすごい、そして久しぶりの更新になってしまいお待たせいたしました。

行く先々で病院にお世話になる私、そろそろこのブログを「世界各国病院事情」ってタイトルにしようかしら、と思ったくらいです。

ちなみにキンシャサのこのローカルの病院、診察が終わると、お医者さん、診察が済んだばかりの患者に、「次の患者を呼んで」ってご親切にも次の人の名前を教えてくれます。
診察が終わった患者は、混み合ってざわざわしている待合室で、次の患者の名前を大声で呼ぶ仕組みのようです。
何なんだこの仕組み。。。
ってかほんとに病気の患者って、そんな元気ありませんから!!

さて、そんな話はさておき、コンゴ民主共和国でも、各方面から色々な話を聞きます。
この国、実は色々な援助機関などが入っているらしいのですが、とあるプロジェクトでやってきた人の話から一つ。

その人のプロジェクトは、山奥に入って行って、森林の調査をするらしいのだけど、一度山に入ると一ヶ月は人里に降りて来れないらしいのです。

ナショナルスタッフのコンゴ人の同僚や、ご飯を作ったり身の回りのことを担当してくれる人たちをユニットとして一緒に行動するらしく、一ヶ月のキャンプ滞在で必要なものを事前に調達しないといけないそう。
となると必要になってくるのが支出報告リスト。

そのリストには、調査するエリアの村へ挨拶に持っていく贈与品(日用品など)とか、滞在に必要なテントの道具やその他色々があり、要らないものが購入されていないかどうかなど、チェックする必要もあるらしい。

野菜、水、電池、筆記用具、かき混ぜ棒、砂糖、塩、油、コーヒー、gold、コップ、皿、フォーク、、、

かき混ぜ棒→何の?

gold→き、金?

と、時々変なものがリストアップされてるようで、ナショナルスタッフに確認する。

かき混ぜ棒は、こちらの主食のフフというトウモロコシの粉を混ぜて作った、鹿児島の方のお菓子、カルカンのような食感の食べ物を作る時に使う道具のよう。
にしてもうーん、かき混ぜ棒って。。。笑

goldなんかは値段が3,000CF(コンゴレーズ・フラン、日本円にする時は、大体おしりのゼロを一つどければいいらしい)と書いてあり、金は300円じゃ買えないでしょ、って突っ込みたいと同時にそれが何なのか確認を取る必要がある。
よくよく聞いていくと、それは紅茶のブランド名だということが分かる。

リストは実はブランド名だけで何が何だか分からないものが多すぎる、らしい。
固有名詞は使わないように言うのに未だ改善されず、毎回謎が多いのだとか。

確かに、gold 300円って笑えます。


こちらは、ある他のお仕事で、コンゴ人ナショナルスタッフを募集した時の話。

送ってきた履歴書の本人の証明写真が真面目に横向きだったことがあったり、真面目に真っ黒のサングラスをかけたものがあったりするらしい。(君はタモリのワナビーか。。。)

彼らが例えば探している人材に近い人だったら、そのまま面接したりすることってあるんだろうか。

うーん、とにかく発想が面白い!笑

座布団一枚。


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コンゴに辿り着くまでの道のり

2014-04-21 12:06:09 | アフリカ
お気楽に考えていた私。
最初は、飛行機に飛び乗れば行けると思っていた目的地、コンゴ民主共和国。

アフリカ大陸のほぼ中央に位置するアフリカ大陸2番目に大きい国(ちなみに一番大きいのはアルジェリアらしい)。昔はザイールと呼ばれていた国で、首都はキンシャサ。公用語はフランス語。コンゴと呼ばれる国は実は二つあって、もう一つは隣のコンゴ共和国。(紛らわしい)

まずはチケットの手配を、と、よくよく調べてみると、ビザがいるではないか。(当たり前)

大使館に問い合わせてみる。

すると、電話口ではおそらくコンゴ人だと思われる職員が、ビザ取得にはイエローカードがいるから、ビザ申請に来る時にそれも持ってきてね、と言う。

イエローカード?

あぁ、2枚もらうと退場になるやつね。

・・・と、一瞬本気で思ったが、このイエローカード、黄熱病の予防接種の証明書らしい。
蚊に刺されて黄熱病にかからないための抗体作りの注射ってこと。

しかもこの予防接種、その辺の病院ならどこでも受けられるはずもなく、特定の検疫所でも毎日実施しているわけではないらしい。
事前に予約をして、機関によっては、実際の注射予約の2日前とかに問診でその機関に行って話をしなければいけないとか。もちろん、当日は体温は平温で、体調が良くないと受けられない。

ちなみに、イエローカードは予防接種後、10日後からじゃないと有効にはならないらしい。

この時点で既にとても遠いところに感じるサブサハラアフリカ。

以前に行ったタンザニアでは、ドバイ経由だったためイエローカードはいらなかったし(ケニヤ経由だといるらしいけど)、もう少し簡単だった気がする。
熱帯アフリカと中南米の風土病なので、同じアフリカでも北アフリカのアルジェリアもエジプトもモロッコなどももちろん黄熱病の心配はない。

と、イエローカードの話はこれくらいにして、準備も含めここに辿り着くまでの道のりが長かった。

そもそも、もっと前に出発するつもりが予定していた出発当日、なんだかずっと気になっていた症状を診てもらうだけみてもらおう、と病院に行ったのが始まり。

思わしくない診断結果に、結局、体調の戻り具合がスムーズに行かず、お医者さんに出発を止めらる。

その際の予定では目的地が首都ではなかったため(その時点での連れの勤務地が首都から2000キロも離れている町だったから)、エティハド航空でアブダビ経由、その後ナイロビに移動して一泊、そして翌朝ケニア航空で目的地に飛ぶ、という旅程になっていた。

私自身、その時の自分がいつもの旅慣れた自分とは違うことに気付いていたし、何十時間にもなる移動、ましてや世界で2番目に危険な街と称されることもあるナイロビで、空港から出て一人で一泊することになんだか心細く緊張や不安があったよう。アブダビは完全にホームだし問題ないにしても、その先がなぜか不安だった。もちろん、いつもとは精神状態が少し違うのだから当たり前なのかもしれないけど。

そんな話を連れにしたら、「レバノンの方がよっぽどこわいと思うけど」と言われ、一瞬キレそうになるも冷静になって考えると、「まあ今はそう思われても無理はない・・・」とやけに納得してしまう私。

結局先のエントリーの通りトルコ経由での移動になったわけだけど、出発前、連れが私にコンゴ注意事項を伝えてくれる。


入国する時のイミグレーションで、お金をせびられたら、笑って「後でね」と言ったり、とにかくその場を上手くすり抜けること。
フランス語が出来ないと思われると突っ込んで要求してくることがあるから気を付けて。
短気の私に、決して怒ってはいけないよ、と、連れ。

なんだそれ!!

知っとかなきゃいけない情報とは言え、ビビらせるんじゃねぇ。

ってかそれ以上に怒ってはいけないよ、ってあんた私のこと良くわかってるつもりかどうか知らないけど、それが一番ムカつきますから!!笑

そろそろいい大人が、無駄に怒って権力に楯突いたらどんなことになるか、今までの経験上、先々で身をもって体験しているので大丈夫です。ましてやアフリカ。女の子はとにかく可愛く、ニッコリ笑って何でも後でね、って言っとけば大体の場合すり抜けられる。
と、、、思う。

ということで、たどたどしいフランス語しかできない私は、飛行機到着後の空港イミグレーションでドッキドキしながら入国。

幸い、イミグレーションでも、イエローカードチェックの検疫でも難なく通過。
無事連れに会えることとなる。

後で聞いた話によると、荷物を受け取ってからも時々停められ、中身をチェックし、欲しいものがあると(?)、何だかんだいちゃもんを付けて持って入れないから没収する、などと言われることがあるよう。

もちろん、そこもごねて人間力(?)でカバーしなければいけないとか。笑

あぁ、奇想天外の滞在が楽しみです。










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