先日のエスメラルダショー、お越しくださいました皆さま、ありがとうございます。
地球の反対側、ブラジルからやってきたエスメラルダは、季節の違いや時差ボケを感じさせないほど素敵に、そしてエレガントに舞台を舞い、沢山の人を溜息が出るほど魅了していました。
独特の間の取り方、臆することのないポーズ(pause)、指先まで感じられる滑らかさ、正確なターン、時々見せるチャーミングさ、どれを取っても誰とも被らない ザ・エスメラルダスタイルのオンパレード。
ベリーダンスをはじめて日が浅い頃は、誰しも皆憧れのWanna beになりがちだけれど、ある時を境に、自分の踊り、自分にしか出せないカラーを意識するようになるのではないかな、と思います。
人の真似だけ、闇雲に誰々みたいに踊る、っていうだけではやっぱり感動が薄れてしまうのかな、と大切なことを改めて気付かせてくれました。
彼女と私には、とある共通点があって、それはレバノンのアーティストエージェンシーに所属していたダンサー同士だということ。
いつも契約先で毎晩踊る生活をしている私たちに交流があるとしたら、契約の入れ替え時に数日間一緒に過ごすとか、何らかの事情でレバノンに短期滞在するタイミングが重なった時だけ。
入れ違いで現地で彼女と出会う機会はなかったけど、こうやって日本で彼女に会えたことはやっぱり彼女の活躍あってのこと。
ある日思い立って自分で編集した動画を、自信があったわけではないけれど、パートナーに後押しされ何とは無しにYouTubeに上げたところ、翌朝何万回も視聴されていたこと、動画がどんどんシェアされ、ショーやWSのオファーを受けるようになったこと、これまでの軌跡を話してくれました。
エージェンシーに所属して踊っていた時の苦労話や、笑い話(本当に笑い転げた)、プライベートなことなど、今回は色々話ができ、なんだか等身大の彼女にも触れることが出来て親近感が湧きました。
やっぱり、エージェンシーに所属してる間に求められていたスタイルの踊りのままでは今の彼女の活躍はなかっただろうし、かと言ってその期間がなければ今の彼女はなかっただろうし、話している中で、お互い、もしまた人生をやり直すとしても同じ道を選んでいるよね、とうなずき合いました。
私もこのままではいけないな、と本当に良い刺激をもらいました。
精進せねば。
2年前のtheONE コンペティションのゲストとして初来日するにあたり、theONE主催者のはるかさんから相談を受けたのが全ての始まり。
ありがとうございます。
今回のショーの他出演者の皆さんも、昨年のthe ONEコンペの優勝者がいたりと実力者揃いで見応えがありました。
個人的にはフュージョン部門で優勝したというAikaさんが気になった。
良いものは良いと言える人間であり続けたいです。
Love