たった今、シリア難民を支援するグループ、サダーカ(http://www.sadaqasyria.jp/index.html) と明治学院大学国際平和研究所 共催の
「シリアの平和を願う緊急シンポジウム」に来てました。
レッスンが終わってからの移動で後半しか来れませんでしたが。
今日のPEACE DAYにちなんでの緊急ものだったようですが、
色んな人が遠い国を想っているんだなぁ、と。
そこで、今日までに署名を集めていることを知りました。
署名でどこまで効力があるかどうかは分かりませんが、私たちにできることからアクションを起こすしかないです。
どうか、シリアの平和を願う署名にご協力お願いいたします!
下記リンクへGO!
https://www.change.org/peace_for_syria
参考までに、サダーカのプレスリリース
2013.09.01 プレスリリース
【プレスリリース】 2013年9月1日
空爆の報道・可能性及び2年半以上続くシリアの紛争に対して、サダーカは以下のように考えています。
【代表コメント】空爆・直接介入の報道を受けて、改めて既に数年間誰も止められない戦争に対する国際社会の行動の必要さを痛感しています。国連や各国リーダーの責任はもとより、国際社会の無知・無関心を問わざるを得ません。私たちは今一度呼びかけたいと思います。
・国連の関係者・各国代表の皆様:暴力という手段に訴えず、ブラヒミさんを中心に、アサド大統領および反対勢力側と話し合いの努力を続けてください。
・シリアへの武器の販売・搬入を行っている皆様:殺される人のことを考えて、武器をシリアに入れることを止めてください。
・武器で戦っている皆様:武器を置いて殺し合いをやめてください。
・近隣諸国の皆様:シリアから逃げてきた人々を今しばらく受け入れてください。
・シリア人の皆様:戦争を止めることをあきらめないでください。
とはいえ、国益、組織益が優先され、多くの武器や傭兵がシリア国内に流入する中、上記だけでは不十分であり、変化を呼び起こすための世論が必要です。政治的な背景によりシリア人自身が声を挙げられない分、他国からの「非戦」の世論があれば戦争を止められたかもしれません。現在、アラブの市民グループや国際NGO等も停戦に向けた動きを本格化させており、サダーカも人類の叡智に希望に託して署名活動を続けたいと思います。
署名サイト:https://www.change.org/peace_for_syria
【避難民の声】シリア人の避難民の家庭訪問を通して以下のような様々な声があります。
・これ以上死人を出すのはごめんだ、海外は武器や傭兵を入れるのを止めてほしい、
・どうでもいいから早く家に帰りたい、
・子供たちにこれ以上死体を見せたくない、
・アサドを殺すために今こそ空爆が必要、等々。
【ヨルダン人の受け止め方】ここ数日間でヨルダンには多くのシリア人が流入しています。ヨルダンの人々の生活水準は様々で、シリアの紛争にまったく関心を示さない人々もいます。一方で、特にシリア人が大量に流入する家賃の安い貧困地域では、ヨルダン人への負荷が非常に高まっています。もともと難民経験を持つパレスチナ人(ヨルダンの人子の6-7割)でさえも限界を感じ始めている中、これ以上の難民が増えることは彼らの生活を脅かしヨルダン自体を不安定化する原因にもなり得ます。
【シリアを支援することの難しさをどう感じているか?】
<難民支援>限りない被害者の数が最大の問題です。また次々と逃げてくる難民の異なるニーズに対応するのはほぼ不可能です。加えて女性や子供、老人、障害者といった弱者は常に継続的な支援が必要です。更には、受け入れている国々の負担も相当量に達しており、サダーカボランティアによる調査でも、ヨルダンの人々が難民受け入れによる様々なストレスを感じていることは明らかです。国連大学でのJPF・UNHCRのシンポジウムにてNHK出川氏の発言にもあった通り、紛争停止を第一に捉えないと今の難民支援のやり方では、先が見えずお互いが疲弊してしまいます。
<シリア国内支援>シリア国内で何が起こっているかは、SNSの発達により逐次報道されるようになりましたが、SNSの性格からもその信憑性は不確かであり、想像が多く、一つのYou Tubeの映像等でも賛否両論です。こうした情報の取りにくさが、支援の難しさの一つです。更には、政府側と反政府側に分かれた領域により、支援の度合いや可否がまったく異なり、加えて治安も不安定であることから、シリア国内への支援は困難を極めています。私たちサダーカには、元シリアの協力隊で未だにシリア国内に直接のつながりを持った若者たちが大勢おり、彼らが直接聞いた声を伝えることで、想像ではない事実を少しでも多く伝えることができればと考えています。
【今後どういう支援をしていくのか?】
1)8月15日終戦記念日から始めた署名運動を英語版、アラビア語版に拡大し、ヨルダンからの難民の状況等を発信しながら、戦争停止の為の民間外交に取り組みます。
2)9月8日のピース・ジャパンのイベントや10月5、6日のグローバルフェスタ等で、私たちが知るシリアの良さ(気持ちの温かさ、思いやり、寛容の精神等々)を訴え、戦争を経験しその惨禍を伝えていかなければいけない日本だからこそ即時停戦とシリアの平和を訴えます。
3)支援の届きにくいアンマンの貧困地域の調査及び支援継続します。
4)大学等の有識者と協力した停戦への取り組みを強化します。