昨日は、報恩寺地先で行われている《廃タイヤからの燃料抽出》の機械メーカーさんからの説明という事で地元説明会が行われました。
まだ事業譲渡はしていないので事業者ではなく、その機械を作っているというメーカー(株インパクト…資本金3000万円)の立場での説明という事でした。※(廃タイヤの処理機械設備を作り販売して行くメーカーとのこと…試作が3号機の段階でまだ販売はしていない、販売予定の燃料も出来ていない)
業者の説明はごく普通で、廃タイヤの再利用もSDGSにかなうのですが、環境問題の観点と地元の通報(爆発音・臭気)に関する対応が今まで悪かったことは否めません。
現状では、1回目の燃料サンプルが発火点40℃と想定外の数値(危険物)なので、予定の重油程度の発火温度70度を確認したいので、再度のサンプル抽出の為、少量の稼働をお願いしたいとのことでした。
しかしながら、信頼関係がまだ確立されていないという住民の申入れでサンプル抽出の稼働はしばらく見合わせとなりました。
以前の事を掘り起こしてはかわいそうな気もしますが、以前の持ち主の開発や対応も悪かったので「またか」という思いも出て来てしまうという住民の方もいて、なるほど「信用・信頼関係」の構築は必要だと思います。
私もサンプル抽出については「消防が立ち合うの」としつこいくらいの確認をさせて貰いましたが、エマルジョンという燃料にして使うという事で、この業者とは関係ない事業者(旧上場会社)がエマルジョン燃料で大規模な詐欺を働いていたことを思い出したからでした。
※軽油1に水8を特殊添加剤を入れるとほぼ軽油燃料になり莫大な利益を得られるので個人から出資を募るというもの(大規模詐欺?・・・専用施設を作り、工場案内、送迎の車もその燃料使用、県も使用しているとか、外国と提携とか・・・テレビでも取り上げていた。)幸いに、友人からの紹介でしたが私は出資という詐欺にはかかりませんでしたけど!!・・・
先入観は良くないのですが、エマルジョン燃料という言葉にあまり良い印象はありません。…残念です。
今後は地元住民の方と意思疎通を図り、環境基準を守ってくださいという中立・適正な立場で見守っていきたいと思います。(事業者が地元に住むとか共有できる立場にいると少しは安心できるのですが…)