ようやくですが小学校統合後の跡地活用について議員間の議論が本格的に始まりました。
これは議員で作った「長南町議会跡地活用研究会」の中で、４小学校の跡地や西部工業団地跡地等の大規模町有地などの活用について、情報を共有して意見交換などを行うものです。
４小学校の実際の利用については「長南町立小学校跡地活用検討委員会」があるので、直接的な意見ははばかりますが検討委員会の内容は議員から検討委員会に選出されている議員から報告や情報が入ります。
議決機関の議会としては、そういう総合的な情報をもとに最後の判断（議決）をしなければいけないと考えています。
研究会では、町のＨＰにも乗っている、検討委員会の報告書等で、検討委員会の役割や町（町長）の考え方を確認しました。
この中で、気になることは小学校を有効活用するという総合ビジョンに欠けているのではないかという「疑問です」
「報告」の中では、４小学校は維持費が高額なので、早く企業等の利用を考えて貰いたいという町（町長）の考えがあり、それについて検討委員会が諮問するような形にもなっているような話を伺いました。
そして、最後には町長の判断によって決められるという形になっていました。
町長の判断は当たり前だと思いますが、検討委員会にうたわれている「検討事項」に現在、小学校が社会的に使われているという実行面での精査（町民の既得利益）に配慮が少し足らないと感じています。
例えば小学校で行われている社会活動（スポーツや活動・会議）の受け皿がしっかりと検討されて、話し合われているのかここも疑問が残ります。
将来展望を考えると町に必要な公共施設の改廃や１２月議会で６億７千万の黒字を使っていくと言った、役場や公民館の耐震化に向けた建設の計画はどのようにおこなわれたら良いのか?
小学校の有効跡地活用については、将来の公共施設の改廃・新設（公民館・役場・海洋センター・改善センター）の将来事情も考えて、有効活用を判断をするべきだと思っています。
町はそんな将来ビジョンに基づいた有効活用を示してくれないのでしょうか？
･･･維持費用高額を言い訳に、少し結論を急ぎ過ぎてはいませんか？
（維持費用はやり方次第でそんなに高額にはなりませんよ）
一議員としては、そんな部分に納得できていません！
※会議の流れとして、４つすべてを企業等に活用を委ねるのではなく、町の必要な部分に（社会活動・コミニティ・資料館・図書館・公民館？・宿泊施設・商工会館代一時替え施設）１つぐらいは残すことを検討した方が良いという意見が大勢を占めました。
☆一部、小学校利用はこの学校でなければだめだ！と特定の学校に固執する人がいましたが、理由もろくに言わずに誘導するようなことがあれば、大きな「？」が発生しますので、せめて誘導の前にその理由を議論していければと感じました。
◎とにかく、議会に必要な議論の場として、「議題」を持った研究会ができたことは長南町議会の一歩前進だと考えています。また、西部工業団地・空港代替・大規模ソーラー建設地を議員全員で現地確認に行こうと決定した、行動力も大事にしていきたいですね。
