蔵持川慕情と言う演歌もありますが、これは全くヒットしなかったようです。
そんな家の前を流れる蔵持川のほとりであった『こい』に関係する物語の一幕です 。
前の日記の題名である『ちょろちょろ』が一段落したので、妻とお茶をしに家に帰ってきた時のことです。
車を降りると『パパさん』と呼ぶ、となりの ママさん、Hさんの声が聞こえました。
声の方を見てみると、どうやら道路から川の中を覗き込んでいるようです。
「おおーい」と声を気さくに声をかけると、こちらに気がつき、すぐさま要件を言い出しました。
「パパさん、いつも餌をやるところの川の竹が邪魔だから、少し切ってくれない。この間トマト用の竹が入ると言っていたのでちょうどいいんじゃないの」ということでした。
竹が欲しいと言ったこともあったので「お茶してから私がやりますよ」と言ってお茶タイムに入ったのですが、お茶タイムが終わって行ってみると、なんと長靴を履いて待っている隣のママさんがいました!
言い出しっぺなので手伝ってくれるようです。しかし、意外と竹切りには慣れているようで、自分の畑から入って川の方に下りていくと、あっという間に何本か竹を切っていました。
私の方は脚立を伸ばして川の擁壁から降ろして、別ルートから脚立で降りて向かい合うような形で 竹を切るような形になりました。
竹切りには慣れているようですが、浅いとはいえ下は川です。
「気をつけて切ってよ」と話すと、「 大丈夫よ、竹が体を支えてるから」と答えてきます。
そこでこんな冗談を言ってあげました。
「 あのね~隣のママさん、いいですか、あなたが川に落ちます、私が助けに飛び込みますが・・・ H さんが溺れているのを私が助けて人工呼吸でもしようものなら、それを見た近所の人がこういます」
「世の中わかんねえもんだね、紅さんと隣の奥さんが家の下の川で心中したってよ!」「えっ、あんな浅い川で・・・」なんてことになるから、「そんな噂が流れないように絶対落ちないでよ」などと、言いながら 30分ほどで『鯉』の餌やり場の蔵持川のほとりは綺麗に見渡せるようになりました。



『蔵持川心中事件』に発展しなくて良かったですね(^^♪ 国道409号沿いの蔵持川で鯉に餌やりをしている女性を見かけたら、それは心中の相手かもしれません。(^-^)

大きな真鯉はお父さん、大きな緋鯉はお母さん~
面白そうに泳いでる~♪
上の写真は蔵持川上流のもみじ公園近くで、妻と散歩途中で見れる光景です。…真鯉は80cmはあります。