ゆるゆるしなやかに♪ ベルマダがいく!

2011年4月からベルギー生活をはじめました。
ベルギーでの生活等々、ゆるゆる綴っていきますね。

少年よ、彼方に見えるのは未来か希望か?

2011-12-29 22:58:14 | ロマンティック街道(ドイツ)
中世からの街って、必ず、「城壁」で囲われているんです。

で、ローテンブルグの城壁沿いをぽくぽく歩いていたら、、、


少年たちが、城壁のくりぬかれた穴(たぶん、大砲用の穴)に体を突っ込んで、向こう側を見てる!

好奇心に駆られて、すぐこんな行動が出来ることが少し羨ましいw
向こうに何が見えるのか?!
現実で言うと、それは、城壁外の川と家しかないのだけれど、
彼らが求めているのは、きっと新しい発見や希望なのかな。

オトナな私は、すぐ想像して納得してしまうことがもう多くなってるなー。

素朴な「疑問」や「感心」や「感動」を大切にしたいなーと、この子たちを見て思ったのでした。

それにしても、、、、こっちのオトコノコ達、むっちゃカワイイ☆笑
一人、甥っ子に欲しいぐらいであるw


で、もう一つの和みショット!



飼い主は、パン屋さんの中かな?笑



恥ずかしい、という罰の与え方について

2011-12-29 22:15:20 | ロマンティック街道(ドイツ)
ローテンブルグ、中世のむっちゃ可愛らしい街の真ん中に存在する、「中世犯罪博物館」。

ローテンブルグって、びっくりするほど、日本語がたくさんある。
日本人観光客にむっちゃ優しい!
それほど、日本人観光客が昔から多く訪れているんだろうね。

で、この博物館、ドイツ語はもちろん、英語、日本語の3か国語表記で説明がなされています。

入口はこんな感じ。


そして、大人気なのである。この博物館。


いきなり、斬首用の器具が・・・。ちょっとびびる。


で、入ると、拷問の教科書、なんてのがある。
拷問にすら手順とマニュアルがあるというのがドイツっぽい感じである。


で、拷問用のグッズがたっくさんあって、むっちゃ怖いのか・・・というと、
そうでもなかったりする。

どちらかというと、何かしでかした人に対する体罰的なことをするためのグッズが多い。

特に、こちらの「恥辱のマスク」というのがものすごくたくさん展示してあった。


これが、使われた時のイメージ図。


悪いことをした人に、このマスクをかぶせ、街頭に一定時間立たせておく。という罰。
「恥ずかしい」ということで、悪いことを反省させるわけだ。
えー、そんなん、別に大したことないじゃん!とか思うのは私だけだろうか。
こんなおもしろいマスク、かぶって歩くのなんて、逆にウケるんじゃ??
とか思ってしまうw

どうやら、中世は、今とは違う倫理感や名誉に対する重みが違ったのかもしれませんね。

そういえば、授業中にふざけたりしてる生徒に「廊下で立ってろ!」とかいうの、
実際に経験(自分じゃなくても、クラスメートとか)したことありますか?
ものすごくポピュラーなシーンな気がするけど、よく考えると私はないなー。
廊下で立たされているのを見たのは、サザエさんちのカツオくんぐらいしか知らない。

ま、実際には見たことなくても、それに近いイメージの罰ですね、この恥辱のマスクってのは。

他にも、女子に対しては、「頭髪を剃る」という罰も。


よく、「頭丸めて反省しろッ!」とかありますが、それの女子版。
当時も今も女性にとって髪の毛は大切なものなので、罰としては、かなりの効き目があったんでしょうね。

それと、この時代は、身分の階級がはっきりしていて、その身分にあった服装をしなければならなかったようで、
いわゆる服装規定が厳しかったようです。
例えば、ちょっと頑張って小金もちになったから上の階級の人の真似をした服装をしたら、
厳しく罰せられちゃって、下手すると警察の人に公衆の面前で身ぐるみはがれちゃったとか。
身分相応ということって大切なんですね。しみじみ。


また、これも面白かった。
貞操帯。


うーん、話には聞いたことがあったけど、ほんとにこんなのあったんだ!
鍵までついてる。
しかし、こんなのつけられちゃうなんて、そんな夫婦関係、やめればいいのに。とか思うのは私だけだろうか。


そして、私的に響いたのはコレ。


夜遊びが過ぎる人や、毎晩居酒屋で飲んだくれている人が、罰せられる道具。
この樽の中に入り、頭だけ出して、肩で樽全体を背負う。
樽には、錘もつけられちゃうので、かなり重いらしい。
これで、街中を練り歩かされるらしい。
毎晩飲んだくれてる人、中世ドイツに生きてなくてよかったですね。
はい、私自身もそう思います(笑)

で、この博物館、かなり収集物が多く、文献も豊富なようです。
ドイツ語と英語の説明のみのモノはサラッとしかみてないですが、けっこう真剣に
中世の司法の在り方とか裁判の行われ方とかが説明されているので、そこもすごく興味深いです。

そもそも、拷問って、罰というよりも、「自白」のために、実施されていたようで、
拷問によって自白された内容で処罰が決まる。
当時は、正当な、きわめて全うなコトだったらしいです。
ただ、魔女裁判等、証拠が不完全なモノや、結局、拷問によって強制自白が相次いでしまい、
その正確性が問われることになり、結局は廃止になったらしいですね。


と、いうわけで感心しながらも、ちょっとお腹いっぱいな感じで博物館を終えたところは、
やたらとラヴリーなcafe!
今までの重ーい気持ちを払拭してくれますね。苦笑。












年中クリスマスな街、ローテンブルグ。いや、かわゆす。

2011-12-29 17:23:51 | ロマンティック街道(ドイツ)
2011年の最後を締めくくる、ロマンティック街道の旅、2日目は、「ローテンブルグ」Rothenburg ob der Tauberです。

ロマンティック街道の中でも、主要な街。
ガイドブックを見ると、「中世に迷い込んだような街並み」と書いてある。
wikiると、「中世さながらのよく保存された旧市街で知られている」この二つの表現には、大きな差があるが、
まあ、ひとくくりで言うと、「カワイイ昔ながらの町並みがそのまま残っていて観光地として成功している」ということなんでしょうね。

街並みを保持するための建造物に関する規制もハンパないらしい。
各お店の看板の位置やデザイン等も規制されているんだって!
おおッ。それは、ほぼ「京都」と同じ?
と、思ったら、wikiの最後の方にこんな記載。

==よく保存された中世都市を代表するシンボルとして「ローテンブルク」の名は
 フランケン地方の外でも転用されている(日本で「小京都」が多くあるようなもの)。
 オーバーバイエルン地方のランツベルク・アム・レヒは、
 ローテンブルク・オプ・デア・タウバー同様に保存状態のよい中世建造物群から
 『バイエルンのローテンブルク』と呼ばれる。===

なんだって!
それほどまでに、わかりやすい、シンボリックな街なんですね。

前置きが長すぎました。。
ここで、感動したのは、以下、4点。

その1:やはり、街並み。かわいい。よく整っていて小気味イイぐらい。どこを切り取っても絵になる。
その2:年中クリスマスモード。有名なクリスマスショップがあって、テンションがあがる。
その3:中世犯罪歴史博物館。拷問の歴史などを紐解くミュージアム。なぜ、この地にあるのかはなぞだが。
その4:日本人観光客が多く、日本人向けの説明や看板がふんだんにある。スゴイ。


というわけで、写真、いっときましょう!
最初にいっとくけど、多いよ!笑

街並みは、ほんっと、かわいい。











看板もカワイイ。それぞれがどんなお店(薬局だとか、ホテルだとか、パン屋だとか)がわかるようになっている。





出たっ!クリスマスショップ!

もちろん、くるみ割り人形から!


そして、店の前には、「写真とってね!」的なプレゼント満載の車も。


お店の中には、木彫りのラヴリーなグッズがいっぱい!ほしいぃぃぃぃぃ~ッ!!!
うーん、この明かりがつくタイプのやつ、やっぱり欲しいね。




オーナメントも。








そして、名物の雪のボール菓子。




これ、パイ生地みたいのを太めのきしめんのような細長い帯状態にして、
丸いステンレス製の容器に詰め込み、ボール状態で素揚げ。
それに粉砂糖やら、チョコレートとかをかけると、出来上がり!
人のこぶし大ぐらいの大きさがフツーのサイズのようだけど、どう考えても口に入らないので(笑)、
小さいものをテイクアウトして食べてみた。
むっちゃさっくりサクサク!きしめんパイみたいな?笑
油ぎってないし、いい感じです。「お土産にどうぞ!」と日本語でもおすすめされていたけど、
ちょっとスーツケースに入れて持って帰るには壊れやすくて危険かも?


途中、ワイン屋さんを見つけて、フランケンワインを試飲♪
美味しいので、即購入決定!


ついでに、ワイングラスも欲しくなり、ダーリンと激論を戦わせた上で、下記のモノを購入(笑)


で、これも購入!笑



そして、街の中のクリスマスデコレがかわいすぎる♪











お友達の家で見つけた、卓上の木製クリスマスツリーに似たようなモノが売っていて、
欲しくなって早速購入!真似しちゃったッ♪
でも、マネしたくなる気持ち、わかるよね?ってぐらい、テンションはアガル。



この街、すごいわ。
日本のロマンティック街道のツアーで、必ずこの街で停車、宿泊するというのを聞いたけど、
確かに、日本人がものすごい好きだと思う。この感じ。

コギレイで、もう、いかにも!っていう、いい意味でとても分かりやすい良さ。
そして、「クリスマス」という、クリスチャンの少ない日本人がなぜかむっちゃ憧れる
超ヨーロッパ的なモティーフ、シンボリックなイベントをテーマにしているところ。
「本場のヨーロッパのクリスマスって、こんな感じなんだぁ~」と、日本の老若男女は大きくうなづくに違いないのである。

かくいう私も、ハマるわけです(笑)
で、クリスマスは過ぎているのに、クリスマスグッズを買ったりしているわけです(笑)


というわけで、最後は、中世犯罪歴史博物館。
ちょっと長くなったので、次回記事にします!