畑を始める前は、2年ほど放棄地となっていたとかで、その間、除草剤を撒かれていたという話を聞いている。
初期のころは、作土はどこへいった?と思うほど、掘っても掘っても石ばかりで、ひどく痩せた土だった。
石取り作業から始まって、天地返しも重労働で、1アールをすべて一人では起こせないからと諦め、区画ごとに分けて耕し、ちょっとづつ改良しながら畝立てしております。
籾殻入れてみたり、牛糞入れてみたり、植物堆肥入れたりと、ちょっとずつ土壌改良しているのですが、
なにせ素人につき手探りなもので、施用量や混ぜ方等々いろいろ間違って施用しております。えぇぇ(;'∀')A (未だ未改良地はたくさんあるので石だらけです)
そんな中で、今年も改良の失敗に気づかされてる7月。
降雨の後、様子を見に畑へ行く(本来、雨の日には畑へ入ってはダメなんですけどね、見たいんですよ)と、
布鉢で栽培しているインゲンが倒れていた。土表面に水たまり跡のような凹みがあって、土が固く締まっているようなので、「これでは酸素不足になるな」と指で土を掘るが表面は固いのに対し、中は乾燥したサラサラな土が顔を出した。
おっと…土が水を吸ってない。(写真じゃ、色の補正が掛かって湿乾の差が分かりづらい)
前期作:じゃがいも 発芽が認められず、そのまま放置。空き地化させていました。そのため、土の乾燥が続いた。
これをきっかけに、全体の土を触ってみると、同じような傾向がみられ、遡って考えて 思い当たった。
土に混ぜたピートモスや ヤシガラピートの乾燥により、疎水性が上がってしまったのではないかな。
じゃがいもやブルーベリーの栽培に酸性土壌が必要になってくる、そこでピートモスを使用する。これを土に混ぜると、かなりしっとりした良い手触りの土になる。(ピートモスは水を加えて使用することが前提)
で、知識不足の私は、それを保水性が良くなったと簡単に信じこみ、他の畝の改良にも類似効果のあるヤシガラピートを施した。
※ピート類施用の注意点としては「乾燥させてはいけない」事が書いてある。一旦乾燥すると吸湿性を失い、水を吸わなくなってしまう。 ( ゚д゚)ウム
↑ これをすっかり忘れていて、マルチなしで畝立てをした結果。水やりもせずにのほほんと生活していたため、せっかく雨(小雨)が降ってくれても、水を吸わない畝と化したのです。
ピートモスは、苔が原料なので、苔が乾燥すると水を通さないことは経験上熟知していたので使用を避けたのですが、
ヤシガラのピートなら原料はやヤシガラなので、土に混ぜてる事と、米ぬかも一緒に入れたことで、性質は変化したものと勘違いしてしまいました。
「小雨=水やり不要」といい気になっていた結果であります。
どうりで、野菜の生長が伸び悩むわけだ。(まぁ、これだけが原因ではないと思うんですが、実が太らないは水分不足も一因)
大雨が降った後も結構サラサラな土質で、水はけ抜群な感じ(-_-;)
腐植を増やさないと保水力が上がらないと分かったので、次回は牛糞堆肥やバーク堆肥も混ぜこもう
ピートモスやヤシガラピートを混ぜこんだ場合には、マルチシートや水やりは必要ですね。