国鉄があった時代blog版 鉄道ジャーナリスト加藤好啓

 国鉄当時を知る方に是非思い出話など教えていただければと思っています。
 国会審議議事録を掲載中です。

昔々の物語 北陸本線 柳ヶ瀬の巻

2015-02-10 20:07:32 | 時事放談


北陸新幹線開業に伴い、北陸本線がJRから経営分離され、これに伴い、北陸本線の直江津~金沢間は、「えちごトキめき鉄道」・「あいの風とやま鉄道」・「IRいしかわ鉄道」の3社に分断されることとなりますが、経営は大丈夫なのでしょうか?
521系は「あいの風とやま鉄道」・「IRいしかわ鉄道」 に譲渡されるとのことなので当面車両に関する問題は生じないと思われますが、新幹線開業するから並行在来線は切離すという考え方は、正直納得行かない部分はありますよね。

昭和19年の時刻表から(北陸本線が、柳ヶ瀬経由だった頃)

北陸本線といえば、北陸トンネルの他に、柳ヶ瀬線という線路がありました。
元々は北陸本線の線路だったのですが、昭和32年に現在の路線に変更された後も地域住民のために国鉄で残された路線がありました。

覚えている方も少ないでしょうけど、柳ヶ瀬線と呼ばれる路線で、キハ52が使われていたようですが、赤字路線ということで早々と廃止対象になり、新幹線開業前の昭和39年5月には廃止になっています。

昭和39年1月号の時刻表が手元にありましたので、披露させてただきますが。

列車本数はかなり少ないですね。

それと、疋田から敦賀までは国鉄バスが代行輸送を行っていたようです。

今でも、旧柳ヶ瀬線の一分は道路に転用されているため、見ることができます。


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