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拉致の解決を願って
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韓国人拉致被害者も救うぞ!東京集会5

2005-10-20 | 集会テキスト
『都希侖(ド・ヒンユン) 拉・脱北人権連帯事務局長のお話(通訳・西岡力氏)


皆さん、こんばんは。
私は、私たちを招待してくださいました救う会のような、韓国で家族を助ける支援活動をしております団体の事務総長をしています、都希侖です。
平日の夜と言うお忙しい時間の中にも関らずたくさんの人が集まってくださり、韓国人拉致を訴える機会を作ってくださった事に、本当に身の置き所の無いくらい感謝しており、私どもも日本人拉致問題についてもっと積極的に取り組もうという覚悟を新しくしております。

今日の公式の日程が終わった後、私どもは明日、午前11時に朝鮮総連本部を訪問する計画を持っております。
その朝鮮総連を訪問する理由は、他でもなくここにいらっしゃっている崔成龍、崔祐英さんたちの家族、韓国人拉致被害者の名簿を持って、朝鮮総連の関係者に会って朝鮮総連が韓国人拉致被害者の救出の為に立ち上がって欲しいという話をしに行こうと思っています。

朝鮮総連の人たちは大変恵まれている人たちだと私たちは思っています。
北朝鮮で飢えと寒さに苦しんでいる人民に比べて、このような日本と言う世界で2番目の経済大国、アメリカの次の税経済大国で豊かな生活をすることが出来る。
そういう中で人権について正しい理解を持つ事が出来る状況であると思っておりますので、拉致問題について協力をして下さるという期待を持って行きたいと思っています。
私たちが望む成果が上がるように、ここにいる皆様がまたマスコミの関係者が、韓国人拉致についても関心を持っていただければありがたい事だと思っております。

今中国でもう一つの悲劇が起きております。
というのは、脱北して韓国へ来て、韓国で定着をして生活をし始めた脱北者のかなり多くの人たちが、実は中国に入り色々な活動をしているのですが、その人たちが北朝鮮に襲われて拉致されている。
脱北者は中国で合法的な身分を持っていないので、大変苦しい隠れた生活をしているんですが。
その人たちが大韓民国へ来て自由な大韓民国の国民になって、堂々たる身分を持って中国へ入って自由な活動をしたいと。
そういう希望を持って中国へ行くわけです。
なぜこのような話をするかと言いますと、拉致と言うのは日本人拉致が盛んに行われた70年代後半、韓国では漁船の拿捕拉致が行われた60年代70年代80年代だけではなくて、今もこの現在も現在進行形で行われている。
中国やその他の地域で行われていると言う事を申し上げたいからです。

私たちが入手した情報によりますと、清津にあります咸鏡南道(ハムギョンナムド)の道保衛部、韓国人を含む数十人の脱北者あるいは韓国人を拉致して収容していると言う情報をつかんでいます。
これについては韓国だけでなく日本も国際社会も、もっと関心を持つべきではないかと思います。
つまりその清津の道保衛部にいるのは、一度脱北して韓国のパスポートを持って中国へ行って拉致された人と、それから元々の脱北した人じゃなく韓国人も含まれている、拉致されている。
中国で活動している人が収容されている。
それが数十人いると言う情報ですが、その人たちを助ける為にもっと関心を持たなければいけない。
この問題について私たちは今崔成龍代表とも協力しながら、より確実な情報を集めている最中であります。
確実な情報を確保した段階で、日本をはじめとする国際社会にも強く訴えていきたいと思っています。

支援団体から見ての拉致問題、韓国と日本では明らかな違いがあると思います。
韓国は拉致問題の解決において、初めのボタンを掛け間違えたということです。
それに比べて日本の指導部は初めのボタンを正しく掛けたと思います。
北朝鮮が色々な困難があるにも拘らず、日本人拉致を認めた理由はなんでしょうか?
彼らが日本との国交を回復する事によって経済的な利益を得ようとしたことについては、ここに居る皆が知っている事実だと思います。

ところが我が国・韓国政府は2000年の6月の南北首脳会談、その後の多大な北朝鮮に対する経済支援をしてくる中で、ただの一度もこの経済支援を拉致被害者救出と交換するという、その条件として用いた事がなかったということです。
今後いろんな議論・論議があるかと思いますが、支援団体の立場で見るならば、拉致被害者救出のためには北朝鮮に対する経済制裁が最も効果的な手段であると考えています。
支援団体の立場としてはもちろんいろんな論議があるかもしれませんが、私たちは経済制裁を日本の家族会・救う会が強く求めていく事を支援したいと思いますし、私たちも韓国で経済制裁を日本が発動するように求め、また実現するように求めていきたいと思います。

最後に我が東北アジアの安定と平和は、日本人拉致被害者が全員家族の元に帰って来、また韓国人拉致被害者が家族の元に皆自由に帰ってくる事ができて、初めて実現するんだろうと信じております。
拉致の責任者である金正日政権がその再発防止をきちんと約束し、そしてテロをやめる。
そのようなことになるように、日韓の連帯をより強めていく事、それをこの場を借りて約束したいと思います。
とにかく帰国したら、日本人拉致問題の情報収集にも全力を尽くしたいと思っております。
韓国人も拉致されておりますが、我が同じ同胞である北朝鮮によって、皆さん方の同胞・日本人が拉致されている事について、我々としても早く解決できるように情報収集を強めたいと思います。

ありがとうございました。

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