広島市内で、
奇妙な事件が起きましたが、
タクシードライバーさんの機転で
少女は連れ去られることなく 保護されました。
あとは、少女の心の傷が どうケアできるかが、
これからの課題でしょう。
さて、
そのタクシーが通過した通りが、
つうの散歩コースでもあるわけですが、
その通り沿いのホテルの前に
たどり着いた つうは、
早速 後ろ足を投げ出して
ベタァ～
そして、水を飲んで 一休みしないと、
とうさんが ロープを引っ張っても、
ガンとして動きません。
はやく帰って出勤準備したいのに、、
それを
早朝のホテルの前に一台だけ停まっている
タクシーの中から、いつも見つめている
一人のドライバーさんがいることを
とうさんは、知っているのです。
ハンドルの上に両腕と顎を乗せ、
微笑みながら 見ているのを
とうさんは、気づかぬふりして
しっかり 知っていたのですが、
「おい、おまえは 女の子かぁ。
いつも はぶてて とうさんをこまらせとるのぅ。」
後ろから黒い影が、声をかけてくれました。
「ほじゃが、おまえ、目がかわいいんじゃのう。
いっつも キラキラしとるの、見とったぞぅ。」
そういいながら、つうの頭を撫でてくれました。
ドライバーさん、これからも つうを
見ていてやってくださいね。
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