むすめと遊ぶ時、むすめが一番喜ぶのは「この手 何の手 悪魔の手」です。
とうさんの左手が悪魔に変身っ!するのです。
要は、影絵のキツネの手を作って、それをひどくどう猛な野獣のように動かして、むすめを脅すのです。
むすめはひどく興奮し、野生の本能を丸出しにして悪魔に挑みかかって来ます。
もちろん、本気にさせるのですから、左手にはたいそうな演技力が必要となります。
時に物陰から首をかしげながら様子を見たり、時にはむすめの反撃に負けて弱気なった演技をしなければなりません。
左手野獣アカデミー賞なるものがあれば、最優秀主演左手賞は間違いないでしょう。
でもね、いくら興奮しているといっても、むすめは決して本気で噛んでいるわけではないのです。手加減してくれています。
むすめのほうが、最優秀ご主人あやし犬大賞を獲得するのだと思います。
いやあ、完全にとうさんの左手とは思っていないようですよ。
完全になぜか突然目の前に現れる怪物だと思い込んでいます。負けそうになると、時々とうさんに助けを求める視線を送ってきますから(笑)。
賢いのか、おばかなのか。。。分からなくなります。