元祖 ひまうま本舗

「ひまうまの世間は、鬼ばかり?」後身blog

居場所を見つけた者。

2023-09-29 08:16:04 | 政治・経済




「自分の居場所を見つけた者が勝ち」。それは言えてる。こちらも放送作家の秋元康さんの名言だ。確かにそんな場所がないと、何処かで精神破壊を起こすだろう。話は変わるが、昨日に旧友から紹介された、ある人のFacebookを読んでいたら「今や地域の電気屋さんは無くなり、家電を修理する場所や意識も無くなりました」と言う文章が目に止まった。その上で「物を大切にする精神も今や落ちぶれてしまいました」と嘆く。「使い捨ての時代は物から人へ人権に」と。悲しい世の中になった。曾て日本の工業製品の品質は「世界一レベル」だったが、現在では技術者が育たず、人件費が企業のリスクとなった。そりゃ企業が人材を育てないのだから当たり前だ。そこで日本の工業製品の技術レベルの頂点は「いつまでだったかな?」と振り返ると、1980年代中期辺りまでだと思う。その時代には、日本にも工場がたくさんあった。処が日本企業の海外進出が目立つ時代になると、国内向けの製品も海外工場で作るようになった。小生も趣味を通じて実感をするが、例えばオーディオ製品に関して言えば、徐々に本体が鉄からプラスチックに代わっていった。現地の工員のレベルに合わせたからだ。それから瞬く間に日本製品の品質が下がって行った。これが80年代後期からバブル崩壊までの変化だ。



その頃には純日本製の物が珍しくなっていた。企業が人件費をリスクと判断したからだ。大手の主要工場は海外に移転していた。更にその大手企業はベテランの技術者を大量のリストラをした。すると、その関連施設の大事故が相次いだ。理由は言うまでもなかろう。それから日本政府による経済政策だが、経済学者の竹中平蔵氏が民間大臣として関わると、更に労働者の境遇が悪くなった。つまり労働者は、企業が儲ける為の道具程度の存在になったからだ。斯くして「小泉構造改革」は、自民党も壊れたが、国民の生活も壊れた。それが現在まで続き、岸田内閣が止を刺そうとしている。この総理は外務大臣時代にも、国益を疎かにしていたが、だからこそ、今やこんな事態になったのだろう。何せ自民党総裁選挙の公約に「森友学園問題」を蒸し返す人だ。余程、元総理の安倍晋三氏を敵対視していたのが解るが、その立場上、当選の後に総理の椅子まである人が、自身で政争の具を野党に与えてどうするのだろう?これは党内から批判をされて引っ込めたが、思えば変な人だ。つまり思考が野党なのだ。

岸田首相、経済対策の策定指示へ 投資促進など5本柱 - 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA257JM0V20C23A9000000/


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2 コメント

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Unknown (wata_bo)
2023-09-29 11:05:30
元々野党出身者なので与党に移ってもその癖が抜けないのでしょうね。
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Unknown (ひまうま)
2023-09-29 12:20:18
身の程知らずですね。
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