ボリビア カミナンド記

セマナ・サンタ(聖週間) 2   

ここボリビアは南米の他の多くの国と同様、16,17世紀にスペインがキリスト教カトリックをもたらした。ボリビアではインディヘナにも、メスチソ(混血)にも、白人にも隅々まで浸透していて、人々の精神生活の土台となっているように見える。

スペインは常にカトリックと対になって侵略地を征していった。サンタクルスの市内は教区が小さく別れていて教区毎に教会が建てられているので、おびただしい数の教会がある。

また、かなり奥地にさえも必ず教会を建てていて、当時のスペインがカトリックの普及にどんなに力を入れていたかがわかる。サンタクルスから400kmくらい奥地にも当時建てられたコンセプシオンなど有名な教会が点在し、今ではその当時の教会群が世界遺産に指定されているほどである。

当時から4,5世紀たった今、スペインの侵略の事実は歴史のかなたに消えかけていても、今ここボリビアに住んでいる多くの人々がキリスト教を心のよりどころとしている。宗教は人々の心に脈々と受け継がれていくものと見える。宗教は人々の心をつかむ大きな力を持っていることを実感する。

写真は25日(金)(聖金曜日とも言う)サンタクルスのカテドラル前の広場を埋め尽くした教区民。テレビ中継から。



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