今日のひとネタ

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世論はどこにある

2008年08月04日 | ニュースに一言
 マスコミでは事あるごとに世論調査といいますが、一体世論とはどこにあるのでしょう。あの山越えて谷越えて光の国から来るかしらと私も思っていたのですが、そもそも私も世論を形成する一人なんですね。光の国から来るのはウルトラマンだけでしょう。

 福田改造内閣への支持率にバラツキが多いと話題になってますが、朝日新聞では24%で前回調査と変化なく毎日新聞は3%増の25%。一方日経では前回比12%増の38%で読売が前回比14.7%増の41.3%だったとか。

 読売の世論調査が怪しいという声は前からあったそうですが、こういう風になると「どうせ信用できない」「真の世論を反映してない」などと政治家が開き直るんでしょう。

 と、そういう話は置いといて身近な世論を見てみましょう。先日のフジテレビ27時間テレビについて私は当日の記事で批判したのですが、ブログ検索してみるとなんと9割以上が好意的な意見。

 それも「面白かった!!」「この前の27時間テレビは見入ってしまいました」「27時間テレビさんまさんは天才だ」「やっぱりサイコー」など絶賛の嵐。私自身は凄く違和感を覚えたのですが本当にみんな夢中で見てたんだとネット上では思ってしまいました。

 それが昨日の東京新聞芸能ワイド面の「反響」という投書欄はまったく逆。「総合司会者をはじめ、芸能人だけが楽しい身内のイベントとしか感じられなかった」(63歳男性・自営業)、「趣旨や伝えたいことがよく分かりませんでした」(32歳女性・パート)、「内容的には非現実的なパフォーマンスや過去の人気番組をモチーフにしたものなど、新たなる企画に欠けていたと思います」(45歳男性・会社員)など批判ばかり。

 さらに投書についてのまとめの部分でも「今年は本日掲載したような批判が多かった」とされており「やっぱりそうか」と思ったり。

 要するにネットでブログを書いてるような人はあの番組を喜んでおり、新聞に投書するような人は批判しているとそういう事です。フジテレビ的にはネットの中の意見を見てれば大成功ということになるでしょうし、東京新聞を読めば失敗か?と思うことでしょう。

 しかし、どちらが正しく世論を反映しているかというとどちらともいえません。テレビ番組の感想をわざわざブログに書く人も、番組が気に食わないからといっていちいち新聞に投書する人も世間では少数派に違いありませんので。

 まぁつまらないと思えば見なければいいし面白いと思えば応援すればいいんですけど、私もブロガーではありながらブログ書いてる若者達とは相容れないのだなぁとあらためて思った次第です。それにしても、あれのどこが面白かったんざんしょ? 文句言いながらも見ててさらに新聞に投書するようなおぢさん達もご苦労なこってすが。