今日のひとネタ

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なかなか結構な二番煎じで>俺たちの朝

2008年08月03日 | ドラマレビュー

 妻が実家に帰っておりまして(逃げられたわけではない)、今週は家事も担当しております。日曜は朝寝坊できるかと思いきや娘2号が部活に出かけるため今日も早起き。6時半に起きる予定だったのが暑いので目が覚め、6時には寝床を出ました。

 朝食の支度には早いのでケーブルテレビの番組表を見たら、CSのファミリー劇場で「俺たちの朝」を発見。毎週日曜の朝6時から二話ずつ放送してるようです。放送当時は時々見てましたが、これを見るのは約30年ぶり。懐かしいです。

 あらためて見て思い出したというか気づいたのは「『俺たちの旅』とこんなにも出演者がかぶってたっけ?」というの。なんか新鮮な驚きでした。わかる人はわかるでしょうが、「俺たちの旅」(以下旅)というのは中村雅俊の出世作で学園ドラマではない青春ドラマです。タイトルからもわかる通り「俺たちの朝」(以下朝)はその二番煎じ。

 旅の主演の中村雅俊はすぐカーッとなる性格から「カースケ」というあだ名でしたが、朝の出演者の長谷直美も同様の理由で「カーコ」と言われてます。さらに旅の中村雅俊の妹役は岡田奈々で、朝の勝野洋の妹役も岡田奈々。

 他にもいろいろあって、旅の秋野太作はグズで「グズ六」でしたが、朝の秋野太作は「ヌケ」。旅の森川正太はヨレヨレのワカメみたいなパジャマばかり着ていることから「ワカメ」でしたが、朝の森川正太はツナギを着ているので「ツナギ」。

 他に共通のレギュラーは穂積孝信、上村香子、名古屋章、北村和夫などがいて、わかっていても混乱しそう…。どうせなら秋本圭子も出して欲しいところです。(結構好きだったので)

 私は放送当時は旅が大好きで、見ようと思って学校から走って帰ってきたこともしばしば。(ちなみに日テレでは日曜夜の放送だったようですがうちの田舎では数週間遅れで月曜夕方4時からの放送でした)

 ただ、大人になってから旅の再放送(リメイクではない)を見た時は「なんか違う…」と思って全然楽しめませんでした。なので今回朝を見ても「ケッ」と思うと予想してたら、意外に楽しめたり。

 旅は旅でウジウジ感(主に田中健が放つ)もわりとよかったのですが、朝の方は勝野洋とか長谷直美がカラッとしてるので全体的にトーンが明るいんですね。今日見た回も決して楽しい話ではなかったのですが、最後は爽やかに終わってよかったです。

 Wikipediaによると当初13回の予定だったのが人気があって結局1年続いたそうですが、なんか頷ける話。舞台は鎌倉なのですが、これを見てると凄く魅力的な場所に見えます。さらに、「このドラマのおかげで極楽寺坂周辺が賑わって江ノ島電鉄の危機が救われた」という記載もありますがそっちは本当かなぁ…。

 私は「二番煎じ」とか「尻馬に乗る」とかは大嫌いなのですが、考えてみれば二番煎じというのはツボをよく知った上で取り掛かれるわけで、うまくいくと面白くなるんですね。朝の場合はその好例でしょう。松崎しげるのによるテーマ曲も昔は「なんちゅう字あまりの曲じゃ」と思ったのが、ドラマの爽やかなイメージによう合っとると思えますし。

 今回のゲストは浅野真弓でしたが彼女といえばNHKの「タイムトラベラー」。結構好きだったんですが、本名の島田淳子の頃とはこの当時は雰囲気がかなり違います。(って、デビュー当時は中学生だったそうですが) 最初は子供っぽい感じでしたが、このドラマの時で19歳くらいだそうで、その年齢よりは大人びて見えるから女性は不思議。彼女は柳ジョージと結婚したそうですがツーショットは見たことないですね。

 それにしても今回の話は秋野太作がメインで勝野洋も動き回って、あとは森川正太がやたらと出てましたが小倉一郎と長谷直美が途中全然出てこなかったような??? いずれにしてもたまたま早起きしたらいいもの見られました。毎週ビデオにとって見るほどではないですけど、早起きしたときはまた見ようっと。

 (なお本日は人名が多かったのですべて敬称略とさせていただきました。)