今日のひとネタ

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B級?

2008年08月23日 | ニュースに一言

 東京新聞の社会面の「熱気球」というコラムより。福岡で11月にB級ご当地グルメの祭典「第三回B-1グランプリ」というのが開かれるそうですが、それに参戦する青森県の三団体が連携して「三食同盟」を結成したのだとか。

 三食とは黒石市の「黒石つゆやきそば」、青森市の「青森生姜味噌おでん」、八戸市の「八戸せんべい汁」だそうです。ちなみにグランプリは過去二回とも静岡県富士宮市の「富士宮やきそば」だそうで、これが全国一のB級ということですね。

 で、何がどうだというと我が家はここ二日続けて「せんべい汁」を食べました。立派なB級家族ということになるかもしれませんが、これはこれで結構美味しいものです。

 せんべいを鍋に入れるというと大抵の人は「ゲッ」と嫌悪感を示しますが、私も最初はそうでした。一般にせんべいというと草加煎餅とかの醤油を塗って焼いてあったり、ざらめがついてたりするおやつとしてのものを想像するでしょう。

 ですがせんべい汁に入れるのは南部せんべいでなおかつゴマも入っていないプレーンなもの。(まぁ別にゴマ入りでもいいのですが) 今回使用したのは「いずもりのおつゆせんべい」というものですが、原材料は「小麦粉・食塩・膨張剤」だけ。

 ようするに小麦粉を固めたものを汁物に入れてグツグツ煮込むだけなので、できあがってしまえば「すいとん」とか「ほうとう」とかと同じようなもんです。水餃子の皮だけ食ってる感覚もありますけど。

 昨日はスープ入りのセットで作ったのですが今日はせんべいの袋の裏に書いてあった方法でチャレンジ。内容は、ごぼう、ニンジン、糸コンと鶏肉、豚肉、キャベツ、ネギなどを入れてダシと醤油で味付けし、最後にせんべいを入れて煮込むという単純なもの。

 南部せんべいの起源には諸説ありますが、南部の殿様が遠征した際に腹が減ったとダダをこねたので、家臣の一人が自分の兜を裏返してなんかの粉を水で溶いたものを焼いて食わしたところ大いに喜んだ、という話があるそうです。

 まぁ私が殿様だったら、オヤジのフケとかおでこの脂が付着してる兜を鍋の代わりなんぞにした奴は即刻無礼討ちにしますが、多分よっぽど腹が減ってたのでしょう。ということで、現場関係の人は一度ヘルメットでお試しを。できるだけ有害な塗料の塗ってないものがお勧めです。

 ちなみに「八戸せんべい汁研究所」というのもありますので、興味のある方は一度ご覧下さい。ところで、私は青森市に5年ほど住んでましたが「黒石つゆやきそば」も「青森生姜味噌おでん」も聞いたことないです。どっちもそそられないなぁ…。