夕べのフジテレビ「僕らの音楽」にエレファントカシマシが出てました。いつ見ても強烈なのはさすが。別にファンではないのですが、彼らをして「パワフル」なんていう言葉だけでは語れません。日本の音楽シーンでは唯一無二という存在感でしょう。
昨夜はドラゴンアッシュと一緒だったのですが、最初にやったのがラップ風。(あれはどっちの曲なのかな?) 歌詞の内容は覚えてないのですが、あまりの迫力に目が釘付けになってしまったのだけ印象に残ってます。元々ラップという音楽は反体制派のアジ演説のような要素が大きく(というと短絡的ですか?)、昨夜の音楽のように「なんかわからんけどすごい」とか「聞いてるといてもたってもいられない感じ」というのが本格的なのでしょう。
J-POPでのラップというと言葉遊びだったりラブソングだったりで、もう新ジャンルになってるわけでそれはそれでいいのですが、ルーツがそういうところにあるというのは聞く方も知っておいた方がいいのではないか思う次第です。それがあった上で「ごきげんいかが1・2・3」とかやるとうけると思うのですが。
で、もう一つ凄いなぁと思ったのが吉田拓郎さん。NHKのBS-hiで2006年のつま恋コンサートの再放送をやってたのですが「ペニーレインでバーボンを」は何度見ても強烈です。聞き流すことはできず、ついつい見入ってしまうのは歌詞の力なのかヴォーカルの個性なのか。
ということで、たまたま二日連続で「歌というのは言葉の力が重要だなぁ」と思ったのでした。嘉門達夫さんは「天才でバカボンを」という曲をやってたような気がしますが、言葉の力という意味ではあれもありです。音がでかけりゃパワフルなのか、怒鳴って歌えば激しいのか、ってそういうもんじゃないでしょうと。