NIFTY-Serveが創立25周年だそうです。特設サイトがあってパソコン通信時代の画面が体験できます。私が入会したのは1993年6月末でしたので18年近く前ですね。会社の後輩から「パソコン通信が面白いらしい」と誘われて、夏のボーナスでモデムを買って入会したときのドキドキ感はよく記憶してます。
なにしろ当時は従量制の課金で電話料金も接続料金も時間が長くなればなるほどかかる時代でしたから、回線が空いててサクサク動く時間帯(主に早朝)に接続してオフラインで読むという形でした。その頃の感覚は、自分の家に14インチCRTのサイズの窓を開けてそこに顔を突っ込んで世界を覗いてるという気持ちでした。
最初に買ったモデムは2400bpsで確か2万5千円くらい。それから4年ほど経って14400bpsのモデムを買ったけど、その頃住んでた郡山では9600までのアクセスポイントしかなくて、そのまた2年後くらいにISDNにしたと。ISDNだと64Kですから2400→64000ということで格段の進歩と思いつつ、今や光ファイバーの時代ですのでまったく別世界ですね。パソコン通信の時代はというと2400だと1行ずつ読めるくらいの速度なので、体験してみたい方はそれこそ上記の体験画面を見てみればと。
NIFTYで加入したフォーラムというとほとんどFBATLだけでしたが、その頃の知り合いとは今も付き合いがあったりします。その当時はFBATLの10番会議室がなくなったら自分はネットから引退するのではないかと思ったりしてたのですが、今もまぁなんとかやってます。
NIFTYのフォーラムに一番感じが近いのは、今だとmixiのコミュニティだと思うのですが、あれが好きかというとそうでもありません。接続速度だけは何百倍か何千倍か(計算できん)になってますが、ネットにおけるリテラシーといえるものはNIFTYでの最初の2~3年ですべて学んだような気がします。そういう意味では自分が生まれ育った場所としてNIFTY-Serveは非常に懐かしいのですが、@niftyについてはいつプロバイダを乗り換えようかと考えながら何年も経ったと。実際、今の屁たれぶりには不満が多いのですが、今もトップページというかポータルは@niftyだったりします。これをやめるときは本当の決別でしょう。
と、そんなことを一瞬の間にいろいろ思い浮かべました。