放射線のことも放射性物質のことも難しくてなかなかわかりませんが、武田邦彦先生の話はわかりやすいので「クリーン福島大作戦」と聞くとなんとなくできそうな気がします。曰く「放射性物質の半減期は物理的に決まっていますから、それは変える事ができませんが、人間の手でクリーンな福島を取り戻すことはできます。」だそうです。
今問題になっている放射性物質は基本的に粉になって飛んでくるので、地表に溜まってるのを早いうちにさらってしまえばいいと。それをこのまま放置しておいて、土壌の奥深くまで混じり込んでしまうと土地をクリーンにするのは難しいとか。特に梅雨が来る前にやってしまう方がいいと。
急に規制値を上げて「大丈夫だ」という話も信用できませんし、かといって大げさに「プルトニウムは角砂糖5ケで全人類を滅亡させる猛毒」とかいう話もいかがかと思います。福島原発も今のままいけばとりあえず大爆発するような心配はないと先生が言ってますので、とにかくまた福島県で普通に人が住めて農作物が取れるようになって欲しいと。5年間だけ福島県民だった者としては切実に願います。
それにしても、福島ナンバーの車に「どけ!」と言ったり、福島からの転入者に検査済証を要求したり、差別があると聞くと唖然としてしまいます。感染すると思ってるバカがいるのでしょう。こういうのを聞くと「日本人は決してパニックにならずいかなる時にも譲り合いの精神を忘れない素晴らしい民族だ」という海外からの褒め言葉が白々しくなってしまいます。バカですね。