一時は本格的な格闘技バカで、総合格闘技だけじゃなくキックボクシングのビデオを買ったりしてたくらいなのですが、今はさっぱり。一番の影響はWOWOWがリングスの放送を終了してほどなくリングスが活動を停止したので。
元々は第二次UWFのビデオを借りて来て気に入ったのでリングスは旗揚げから見てました。なので、夢中で格闘技を見てたのは1991年から2001年くらいまで。その後もPRIDEとかHero'sとかそういうのは見てたのですが、さすがに地上波で放送しなくなったらまったく見る機会はなくなりました。
この本は夢枕獏さんの格闘技に関するエッセイをまとめた本ですが、2004年から2007年くらいの話があり、丁度私が真剣に見てなかった時代のことですので結構ためになりました。見てなかった試合を「見てみようかな?」と思わせるのはさすがです。あとは明治の時代の柔道家とか海外に渡った柔道家の話があって、そちらも興味深かったです。
今は総合格闘技をテレビで見る機会がほとんどなくなってしまいましたが、スター選手はなかなか出ず、日本人が海外で活躍するのもなかなか難しく、そういう意味で地上波のテレビ局は参戦しづらいのでしょうね。90年代半ばの盛り上がりを考えると、選手育成とか団体の運営を間違ったという感が強いのですが。まぁ私がもう一度格闘技バカになろうと思うくらいのブームが来ればとは思いますが、当分無理だろうなぁ…。