今日のひとネタ

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The Renaissance <小原礼 & 屋敷豪太> + 西慎嗣 with special guest 尾崎亜美

2017年02月12日 | 尾崎亜美

 昨日は代官山のライブハウス「晴れたら空に豆まいて」に、The Renaissance+ 西慎嗣 with special guest 尾崎亜美というライブを見に行ってきました。

 The Renaissanceというのはベースの小原礼さんとドラムの屋敷豪太さんのユニットですが、ちゃんとCDも出てます。ドラムとベースのユニットだとどんな音楽になるかというと、そこは芸達者(?)な人たちですので、CDではいろんな楽器を二人で演奏してちょこっとゲストが入ってる感じ。ほぼ小原さんと屋敷さんの歌と演奏です。

 この二人というとファンキーなインストをやるかと思いきや、CDは全編歌入り。お二人とも歌うしハモるし、ここはいい意味で予想を裏切られます。そのライブはというと、屋敷さんがPCを操作したベーシックトラックに合わせてお二人がギター&ベース、ギター&ギター、ベース&ドラムと様々に楽器を持ち変えながら歌うこと歌うこと。小原さんの歌は聞いたことあったのですが、屋敷さんがあんなに歌えるとは!というのが驚きでした。歌えるどころか相当上手いです。しかもThe Renaissanceの曲は親しみやすいメロディーに練った大人の歌詞が魅力で、私はCD持ってなかったのでほとんど曲を知らないにも関わらず(すいません…)すごく楽しめました。

 ゲストは亜美さんがルネの曲にちょこっと加わって、キーボードは用意してあったのですが弾いたのは1曲だけ。西慎嗣さん加ってからは、クラプトンあたりをやるかと思ったらビートルズナンバーが主体でした。「ワン・アフター・909」、「I Feel Fine」、「I Saw Her Standing There」などだったかな? 「I Feel Fine」は「結構きつい」って言ってて西さんは手が攣ってたり。

 後半にも西さんが加わって「サンセットブルース」が聞けたのは嬉しかったです。これを生で聞くのは初めてかも。あとは「Drive My Car」を西さんのソロアルバムのヴァージョンでやって、さらにレゲエも1曲。西さんは歌もギターも素晴らしいです。この3人は一応「バランストリオ」という名前になったそうですが、またこのメンバーでライブやるなら是非見たいです。

 アンコールはまた西さんが出てきて、亜美さんもコーラスで加わって、最後の最後はまた「「愛のために」とか言っちゃって」で締めでした。この曲は歌詞が面白くていいですね。屋敷さんは最後まで張りのある歌声で、なによりあの声は歌詞が聞こえやすいので素晴らしいと。

 なお、昨日西さんの持ってたギターは、ギブソンでレスポールのような形だけどボディーが小ぶりでピックアップが3つという珍品。わからなかったので終演後にご本人に聞いてみたら、これが「ナイトホーク」というモデルであることを教えて貰いました。ギブソンがハートのナンシーウイルソンと共同で開発したそうですが、90年代に数年しか生産されておらず、特徴はスケールがレスポールのミディアムではなくフェンダーのロングスケールなので「結構太い音も出る」ので気に入ってるとか。(ただしピックアップはダンカンに換装してるそうです。)

 と、そんなこんなですが、この人たちが楽器の演奏が上手いのは当然として歌えてハモれてやってる方も楽しそうで、見てるこちらもほれぼれとしつつ自然と楽しめる最高のライブでした。気に入ったのでThe RenaissanceのCD買ったのですが、サイン色紙はどちらがどちらのサインかわからず。わからないとスッキリしないので、事務所の方に聞いてみたら左が小原さんで、右が屋敷さんでした。事務所の方とはいえ、社長さんだったのに気軽に教えていただきました。すいません…。