1973年の話をば。何しろ50年前なので、世間の流行りだけでなく住環境も今とは全然違いました。パソコンも携帯電話も無かったと言っても、生まれた時からそれらが普通にあった若者からすると「そうなんすか?」と思われるかも。
そういうものが無かったから生活が不便だったかというと、今の感覚で判断することはできません。まとめて見ると、当時の我が家の暮らしは以下のような感じ。
携帯電話無し
エアコン無し
ビデオ無し
トイレは汲み取り
風呂は銭湯
電子レンジ無し
冷蔵庫はワンドア
テレビはブラウン管で18インチくらい? リモコンも無し
レコードはポータブルプレーヤーで聞く
ラジカセは夏休みに買って貰った
(あくまでも我が家の話ですが、ビデオはまだVHSも誕生してない時代です。)
近所どころか市内にコンビニも無く、コピー機は見た事ありませんでした。当時は当時なりに暮らしてたのでしょうが、快適さは今とは全然違います。
この頃私は小4だったので、アイドルを見るよりは友達と遊んだり、マンガ読んだり、テレビアニメとかヒーロー物の番組に夢中だったのではないかと思われます。
ちなみに73年のアニメというと、マジンガーZ、侍ジャイアンツ、バビル2世、キューティーハニー、ジャングル黒べえ、新造人間キャシャーンなど。ヒーローものや特撮ものは、仮面ライダーV3、流星人間ゾーン、ロボット刑事、風雲ライオン丸、キカイダー01、ウルトラマンタロウなどがあったようです。結構楽しかったでしょうね。
テレビCMで流行ってたらしいのが「ハウス シャンメンしょうゆ味」というの。「いま なんどきですか?」「ハーイ ラーメンどきよ」というあれです。今回73年の雑誌を見てて思い出しました。Youtubeにも動画がありますが、当時は子門真人だと思ってたCMソングはどうも串田アキラのような気もします。
なお、この製品が有名になったのは「わたし、作る人」「ぼく、食べる人」というアレ。このCMの時にそういうセリフが入ったのかと思ったら、こちらは75年のCMだそうです。これで批判されてましたが、製品の売り上げに影響があったかどうかは不明。
そんな年ですが、オーディオは4chステレオが話題で、シンセサイザーが一部認知されだした感じ。面白い時代といえばそうですが、まあその辺は当時のあっしには関わりのねーことで。