今期のドラマで見ていたものはほぼ終わりました。個別レビューしたものは除いて、最後まで見たのは一括でレビューします。
◆フジ「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」 主演:二宮和也、大沢たかお、中谷美紀
ご存じ月9。何しろ大物三人が主演という鳴り物入りの登場でしたが、いつ盛り上がるかと見てるうちに終わってしまいました。何しろ登場人物が多すぎて、さらに私が嫌いな記憶喪失ネタもあったしどうにも入り込めず。演出面では大沢たかおのキャラと、レストランシーンでのカメラに向かって喋るような映し方がどうも馴染めませんでした。
レストラン、警察、テレビ局、麻薬密輸組織、犬を探す男、などそれぞれでストーリーが展開されましたが、最終回で全部繋がったということでよろしいでしょうか。あれで伏線を回収したとかいうのはなしです。とにかくわかりにくかったです。
◆フジ「いちばん好きな花」 主演:多部未華子、松下洸平、神尾楓珠、今田美桜
これはどうにも好きになれませんでした。「二人でいるのが苦手」というテーマだけで1クール引っ張るの?と思ったら、まさにそうでした。女優さんがキレイだったので毎週見てたけど、人間関係とストーリーはいまだにちゃんと理解してません。
リアリティがないといえばそれまでですが、「そんなセリフの言い方は実生活ではありえんなー」というのが最後まで続いて、演出が一貫してたと言えばそうでしょう。好きな人はとにかくはまったでしょうね。私はダメでした。
◆TBS「フェルマーの料理」 主演:高橋文哉、志尊淳
原作はマンガだそうですがそちらは読んだことありません。フェルマーの最終定理をもじったタイトルでしょうが、出落ちという感じはあります。主人公は数学に天才的な能力がありますが、それを活かして料理を作るというアイディアだけ受け取っておきましょう。
まあ現実的に考えると、味付けくらいは数学的に考えられるかもしれませんが、食ったことない食材の味は推理できないだろうし、計算はできても包丁さばきは練習しないと無理じゃない?と思います。まあそういうのは言わない約束なのでしょう。面白いよりは不快なシーンが多かった気がして、まあ文句言うなら見なきゃいいということですけどね。
◆テレ東「ハイエナ」 主演:篠原涼子、山崎育三郎
なぜ今篠原涼子主演でドラマを?と思いますが、番組サイトによると「2020年に韓国で大ヒットした弁護士ドラマを日本版として初リメイク! “型破りなアウトロー弁護士”と“生真面目な超エリート弁護士”何もかも正反対な2人が繰り広げる生き馬の目を抜くような生存競争&ラブストーリーが開幕します!」だそうです。
型破りなアウトロー弁護士が篠原涼子、生真面目な超エリート弁護士なわけですが、一番印象に残ったのは篠原涼子の秘書役の瀧本美織の話し方がほぼ「のだめ」だったこと。うっかり素に戻ってしまわないか心配でたまりませんでした。感想はそれだけです。
◆TBS「下剋上球児」 主演:鈴木亮平
これも結構鳴り物入りでしたが、私は残念ながら楽しめませんでした。存続が危ぶまれた弱小野球部が強豪校を破って甲子園に行くという話ですが、井川遥の仕事の話とか鈴木亮平の教員免許偽造とか黒木華の過去とか「そのエピソードいる?」と思いながら見てました。ま、ちゃんと見てなかったということでしょう。一番の問題は私が高校野球が好きでない事なのは間違いなし。
ということで、今クールは今年で一番見るドラマも楽しめたドラマも少なかったのでした。来年1月期のドラマの話はあんまり聞こえてきませんが、とにかく各局の奮起を期待します。