再放送中の「プリンプリン物語」に、先々週の放送でらせつの国の女王が出ていました。らせつの国には悪魔の子孫が暮らしていて、2万5千年前に存在していたとか。
その女王とプリンプリンとボンボンが乗ったのが箱舟に見せかけたタイムマシンだったわけですが、その際の映像を見て少年ドラマシリーズの「タイム・トラベラー」を思い出したのは私だけではないはず。私なんぞは頭の中で「その時、彼女は飛んだのです。時間の流れを。」というナレーションが聞こえて来たくらい。
考えてみれば「タイム・トラベラー」も石山透作品であって、それを考えるとらせつの国の女王は「新八犬伝」の玉梓が怨霊の雰囲気もありました。そして、三波豊和が番組の担当者としてスタッフ役で出てきますが、同じく石山透作品の「怪人オヨヨ」も「やあ、僕この番組のディレクター」というのが毎回の始まりではなかったでしょうか。
「プリンプリン物語」は局側にビデオが保管されていたわけではなく、出演者や関係者、視聴者からのビデオの提供でほぼ揃ってきたという経緯があります。「タイム・トラベラー」になると、さらに古いのでちゃんと揃ってなかったのではないかと。(一応DVDは出てるようですが。) 「怪人オヨヨ」に至ってはまったく話題にも上らないくらい。そして「新八犬伝」も初回とか最終回以外はほとんど無いようにも聞いております。そこはすごく残念。
それにしても、石山透さんは1985年に58歳の若さで亡くなったのですね。もっといろんな作品を書いていただきたかったです。今の世の中をどう見て、どういう風におちょくってくれただろうかと。