長崎NBCラジオで長岡和弘さんがパーソナリティーを努める毎週木曜の人気プログラム「Happy Go Lucky!」にて、12月12日に甲斐バンド特集がありました。
何しろ長岡さんというと初期甲斐バンドのベーシストとして1974年のデビューから約5年間在籍したわけで、博多でのアマチュア時代まで遡れば様々なエピソードが語られるのは当然。
そして今回オンエアされたのは以下の曲。
1.アップルパイ
2.恋時雨
3.テレフォンノイローゼ
4.そばかすの天使
5.安奈
「アップルパイ」はまだアマチュア時代のデモ音源でドラムなしのアコースティック編成でした。今年発売された50周年記念のBOXにも収録されていますが貴重な音源です。1stアルバム「らいむらいと」にも収録されていて、ギターの大森さんがボーカルなのはそのままですがコーラスの編成が大きく違います。なんかこうやって聞くとチューリップっぽいですね。別に本人たちが目指してたわけではないでしょうが。
「恋時雨」はライブベストにも収録されている音源でしたが、ラジオでかかることは滅多にないでしょう。あらためて聞くとこの頃の甲斐さんのボーカルは青さと甘さに色気も感じます。この演奏は当時のバンドの勢いを感じますね。長岡さんはピック弾きでのダウンの連続で大変だったとか。
「テレフォンノイローゼ」は普通にシングルの音源から。多分甲斐バンドのシングルでは一番売れなかったというのが意外でした。当時は満を持してのシングルカットというイメージでしたので。
「そばかすの天使」は長岡さんの故郷である大村市でのライブ音源。会場で録音したものを長岡さんが保存していたそうで、これはこの番組でしか聞けません。
「安奈」は普通にシングルの音源でしたが、レコーディング当時の話がチラリとありました。
トークの方もアマチュア時代の話からデビュー後にコンサート動員が段々増えて行った話など、当事者でこそ語れる内容が満載でした。今ならまだradikoプレミアムで聞けますので、興味のある方は是非どうぞ。ファンにとっては完全保存版となる回です。