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ドラマ「若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-」終了しました

2024年12月20日 | ドラマレビュー

 日テレ日曜夜10時半から放送していた「若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-」が終了しました。開始前はまったく期待しておらず、若い女優さん四人が主役なら見てみようかという程度で、初回見た直後は「最後まで見られるかなあ」と思っていくらい。が、3回目くらいから面白くなって最終的には大満足。私の評価としては今期のドラマではNo.1です。

 四姉妹の話なので、一応は有名な海外小説「若草物語」が原案だそうですが、実際はオリジナルストーリーなのでしょう。

 その四姉妹のうち、主役は次女で脚本作家志望の堀田真由。長女の仁村紗和は非正規公務員、三女の長濱ねるはある日失踪してしまったという設定で序盤は回想シーン以外登場せず、デザイナー志望で専門学校生の奔放な四女は畑芽育というキャスト。

 割と好きなのは仁村紗和だけで、畑芽育という人はまったく知らなかったのですが、今回の配役はそれぞれ絶妙でした。堀田真由はこれまで見たドラマではどちらかというと好きでない方だったのですが、今回は評価します。

 終わってみればストーリーうんぬんよりも毎回の展開と四姉妹の様子を楽しむドラマではありましたが、日曜の夜に見るのはこういうのもよかろうと。あとは、人気脚本家でかなりこじらせてた感じの筒井真理子が好演でした。いつもは意地悪だったり陰険な感じの役が多いイメージでしたが、あらためて見るとすごくキレイな人ですね。今後こういう可愛げのある役も増えるかも。

 そして個人的なMVPはやはり仁村紗和。NHK夜ドラでやったバツイチの宅配ドライバーの役を見て以来注目してましたが、今回は自分が職場の問題や彼氏との関係に悩みながら妹たちの事を思いやる役がバッチリでした。

 こういう設定だと、長女は親代わりで絶対的な存在として妹たちを見守る系になりそうなところですが、自分も悩める女子として苦労しているわけで、優しい中にも色々な表情を見せる感じがよかったです。すごくキレイになったと思い、毎週この人の出てくるシーンは楽しみでした。

 特別に大事件が起きるドラマではないので地味といえばそうですが、私はすごく楽しめました。キャストと演出がよかったのかもしれませんね。私は再放送あれば見ます。万人受けするわけではないかもしれませんが、関心持った人はどうにかしてご覧ください。