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フジ月9「嘘解きレトリック」終了しました

2024年12月23日 | ドラマレビュー

 フジ月9ドラマ「嘘解きレトリック」が先週で終了しました。主演は鈴鹿央士と松本穂香。まったく期待していなかったのですが結果的に凄く面白かったです。私の評価では今期のNo.2。

 原作は少女マンガだそうで当然読んでません。事前にキャストだけ見たところ「この二人が主演で大丈夫?」と思ってたのですが、今回はバッチリでした。演技が上手いとかセリフで感動させるとかそういう類のドラマでは無いですし、まさに漫画的なのでしょう。

 特に良かったのは全体の雰囲気で、舞台は昭和初年となってますがそこも本当に設定だけそういう時代にしていて、いわゆるいいとこどり。ライトな時代劇を見るような感じではありましたが、セットも良かったしテーマ音楽もいい味出してました。毎回あのバイオリンの音が鳴ると「掴みはオッケー」という気持ちになりましたし。

 良かったのは主役の二人だけじゃなく、隣の料理屋夫婦の大倉孝二と磯山さやかも面白かったし、町内の令嬢役でじゃじゃ馬娘の片山友希もキャラ設定がしっかりしてて面白かったです。ミステリーではありながら、毎回シリアスな展開にはならないので安心して見ていられました。毎回のゲストもなかなかにいい人選だったかと。

 この題材ならパート2もできるのでは?と思ってます。やるなら私は見ます。これを今期のNo.2と書きましたが、1位は「若草物語」、3位は「ザ・トラベルナース」なので、世間一般の評価とは大きく異なるものと思われます。いいかどうかは自分で決めますので。

 とにかくいいものを見せて貰いました。毎回楽しみだったのでアッパレです。大作ドラマでなくともいい感じにはできるという見本ですね。ま、セットとか衣装にはそこそこお金かかったでしょうけど。