アンティーク・グランドセイコー

この前、嫁の叔父の家に行ったときに時計を頂いた。その叔父さんは1年前に亡くなったのだが生前は良くしてもらっていて、叔父さんの奥さんが「良ければ使ってやってくれ」と言ってガラスケースに入ったその時計をくれた。








頂いたのはグランドセイコーのデイデイトモデル。以前祖父からもセイコーのロードマチックを頂いたが、今回はまさかのグランドセイコー。しかも復刻前のアンティークモデルだ。


品番は5646-7010。

56がムーブメント、4はグランドセイコー、6はデイデイトの意味。つまり56系グランドセイコーのデイデイトということになる。後ろの7010っていうのはケース番号らしい。

この他に裏蓋には271062の刻印がある。

これはシリアルナンバーで、最初の2桁に注目。1桁目が製造年の下一桁で2桁目が製造月になる。

一桁目は2だから19○2年という事だ。この○部分は品番から大体の製造年を調べるとわかる。56系のグランドセイコーは1970年から発売されて、1975年にグランドセイコーは生産中止になっているためこいつは1972年7月に製造された物だ。

風防は傷だらけで欠けがあり、裏蓋にあったであろうGSのメダリオンも無い。しかしムーブメントは正確で1日経っても日差±30以内に収まっているのは流石の一言。もしかしたら定期的にオーバーホールしていたのかもしれないね。







以前購入したSARX057のケースサイズ40.8mmに比べると約38mmと2周りくらい小ぶりなケースサイズ。これは1975年製のロードマチックとほぼ同じサイズなので、70年代はこの大きさが主流だったのだろうね。

まさか生まれる前のグランドセイコーを頂けるとは夢にも思わなかった。叔父さんはお金に困ったときに質に入れながらも手放さずに愛用していたという時計なので、オレも大事に使っていきたいねぇって話（・∀・）


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