今回登ってきたのは長野県にある御嶽山。3,000m峰ながら日帰りで行けることからなかなか人気の山らしい。信仰の山としても有名で、そっち目当てに来る人も多いとか。
前回登った八ヶ岳よりも遠いため、自宅を午前0時に出発。5時間かけて登山道入口のある駐車場に到着。登山する際にネックとなるのは山までのアクセスなんだよねぇ。
そんなわけで、少し休憩して5:45に出発。
5:45 出発
7:20 王滝頂上到着
わずか1時間半で王滝口の頂上まできてしまった。後はここから最高地点である剣ヶ峰に行くのだが、王滝頂上の鳥居をくぐったその先にある景色に驚愕した!!
ここまでは緑と岩場の道だったのが、急に火星にでも来たような変わりよう!まるで「トータル・リコール」に出てくる世界のようだよ。
さらに途中には意味不明のモニュメントや石像が建っていて薄気味悪い。
しかし、いくら薄気味悪かろうがこの状況はテンション上がりまくりで剣ヶ峰まで一気に登るよね。
7:40 剣ヶ峰到着
立派な階段を登るとそこが剣ヶ峰。山頂には既に10名ほどの登山者がいた。
ここまで2時間弱でまだ8時前。普通の休日ならば寝ている時間だ。帰るにはまだ早いということで、ここからさらに先の道を行くことにする。御嶽山は富士山のお鉢周りのように稜線をぐるりと1周することが出来るんだよね。1周するかどうかは置いとくとして、とりあえず行けるところまで行こうという話になった。
8:10 二の池新館 到着
御嶽山には1~5までの数字のついた池がある。こんな場所に池があるものなんだねぇと関心していたが、四の池は涸れていた。やっぱりそうなるよね。
そしてこの二の池新館で昼飯。途中のSAで購入したサーモンの押し寿司を食べる。写真内の隣に写っているのはヒロの鰻寿司。日帰りの時はコンビニおにぎりなどが多いが、酢飯ってのは山との相性が非常に良いと感じた。これからは酢飯中心に考えていこう。
9:10 摩利支天到着
この摩利支天はお鉢周り上には無いのだが、せっかくなので往復40分をピストンしてきた。摩利支天までの道にデカイ岩がいくつもあったのだが、それらにいちいち大層な名前が付けられているあたりは信仰の山と呼ばれるだけあるね。
実はここ至るまでにも山岳信仰を思わせる石像や祭壇などがいくつもあったのだが、それらを全て写真に収めていたらキリがないので一部だけしか撮らなかった。しかしそれでは寂しいというので、信仰の山に敬意を表して撮った写真がコレ。
どうだろう?後ろにそびえる神々の石像との一体感を感じてもらえただろうか?そしてもう1枚がコレだ!
逆光の下に撮られたこの写真からは、不安を暗示する薄暗い雲から覗く太陽が、希望ある未来を照らす道標の役割を果たしている事が見て取れる。そしてその道標を受けて取るのがオレだというのは写真を見てもらえれば一目瞭然だ。
と、まぁこんな罰当たりな事をやりつつお鉢周り縦走を楽しませてもらった。途中、太陽が隠れて風が強くなり冷え込んだりもしたが、それらも含めて雄大な御嶽山を感じる事が出来たのは非常に有意義だった。
12:20 大滝頂上到着
13:15 登山道入口到着
5:45に出発してから7時間30分かけて無事に下山。結局稜線上を1周してきた。二の池を過ぎたあたりからはほとんど他の登山者に会うことなく、プライベート登山を楽しむことが出来た。昼頃に二の池に戻ってきた時には結構な登山客がいたことを考えるとラッキーだろう。まぁ、たいていの人はそのあたりで引き返すので、結局は一緒だったろうけどね。
そんな感じの御岳山だったわけだが、今回は日帰りとはいえかなり充実した山歩きを堪能することが出来て満足度も非常に高かった。山には厳しい意見を持つヒロもこれには納得のようだった。体調が良さそうだったのもその一因かもね。
登山道へのアクセスが決して良いとは言えない御岳山だが、今回の山行ではそれを補って余りある魅力的な山だと感じた。ハイキング気分で気軽に登ることも出来るし、縦走気分を味わうガッツリ山歩きも出来るっていうのはかなりのアドバンテージだろう。
今年もすでに10月になろうかということで、北アルプスを含むテン泊登山はもう無いだろうが、日帰り登山で英気を養っていこうかねぇって話(´∀`)
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